こんにちは。
エマです。
「スピリチュアルカウンセラーになるにはどこか師匠の所で学んだ方がいいと思っています。
そちらでスピリチュアルカウンセラーになるために学ぶことはできますか?」
というお問い合わせが時々ございます。
とてもありがたいことなのですが、
結論から言いますと
私は弟子や生徒を迎えるということはしておりません。
その理由について、私が考えるスピリチュアルカウンセラーになるための第一歩について書いてみたいと思います。
私自身、
カウンセリングに必要な
心理学、脳科学、占いは独学でした。
石の知識も幼い頃から天然石が大好きでしたので図書館などでの独学と実際に手にしてみたり、それを迎えてからの変化などの経験です。
霊視を使ったスピリチュアルカウンセリングの技術は大人になってから、これまで経験してきた霊体験と合わせて検証しながら、自分で身につけました。
おかげさまで10年、この仕事をさせていただくことができております。
私は「スピリチュアルカウンセリング」を仕事とするために誰か師匠のもとで学ばなければいけないとは思っていません。
そう思う理由を私の「スピリチュアルカウンセラーへの道のり」という体験でお話させていただきますので、少しお付き合いくださいね。
思い返せば2011年4月のことです。
その前月いっぱいで10年勤務した前職をやめたばかりでした。
まだ大震災の余震で地面が揺れる中、テーブル1本お借りして駅前の朝マルシェに出展したのがスピリチュアルカウンセラー(当時はパワーストーンアクセサリー作家として)としての初仕事でした。
いわゆる本格的に仕事としてデビューした日でした。
そのころは、スピリチュアルカウンセリング、ということを仕事にしているわけではなく、アクセサリーを作る上でパワーストーンの声を聞くことができたので、お客様の悩み相談を受けながらその悩みを解決するための石選びに、サイキック能力を使っていました。
今では笑い話ですが、
当時、娘が通う保育園時代からの
ママ友に
「駅前に出展することになったよ」
と話していたら
出展当日の朝一番に、マルシェ出展者同士でテントを組み立てている時です、
「おめでとう~♪あれ?駅前っていうから、駅前のお店、どこかな?って探してたらここにいたんだ♪お店、どこ?」
と
「駅前に店舗出店」と勘違いした彼女は
お祝いの植木を抱えて
出展ブース(テント)に現れました。
そうです、地面をテープで区画され、野菜屋さんや雑貨屋さんのテントが並んだマルシェ(朝市)の会場にです(笑)
二人で大笑いになりましたが、それくらい、
私も意気込んでいました。
周囲に「やるぞ」という意思表示だけはしていて、その頃はまだサロンも構えておりませんでした。
そんな感じで「とにかく、やってみよう」という気持ちだけで行動していました。
そして、大急ぎで5月末には楽天市場にネットショップをオープン。ネットショップの「ネ」の字も知らないド素人ですし、それまで20年くらいは公務員的な仕事しかしたことがなかったのですが、知らないからこそ、飛び込めたという感じもありました。
当時は私の周りのほとんどの人が「その歳で転職なんてやめときなよ」「うまくいくわけないよ」「誰かに騙されているんだ」と言いました。
実際、応援してくれたのはそのママ友ともう一人の友人だけで、親も主人も親戚も大反対でした。
でも、誰がなんと言おうと石を使って誰かの役に立ちたいという気持ちは変わりませんでした。
(まだサロンがなかった頃。お正月には佐野厄除大師前の「らっかせい」というラーメン屋のご主人が軒先を貸してくださって、2年連続で出店させていただきました。)
紆余曲折ありましたが、
何年か経って、ありがたいことにサロンを出せることになってからはゆっくりとお店でお客様のお話を伺いながら製作できるようになりました。
(大正時代の古民家を改装した私のサロンです)
その時、アクセサリーオーダーを受ける際の「こういった悩み、願い」といったプライベートな内容の会話が他のお客様に聞こえてしまうのではないかという心配もあり、
その流れで、時間予約制に変えて「スピリチュアルカウンセリング」をメニューに加えたという経緯があります。(現在はカウンセリングは休止しております)
唯一、誰かに習ったことといえば
アメリカで活躍している石のエネルギーに詳しいサイキッカーの女性に石を使ったヒーリング方法を学びました。
ただそれはスピリチュアルな能力を身に着ける目的ではなく、「ヒーリングの仕方(スキル)」を学ぶためでした。
そのころはすでにサロンを構えて、たくさんのお客様に来ていただけるようになって3年目に入っていました。
カウンセリングの予約も3か月先まで埋まるようになっていて、もともとエンパス体質である私の悩みはエネルギーのコントロールの仕方でした。
石を使ったヒーリング法を学ぼうと思った理由は
誰かに施術するためというよりも、自分で自分を石を使ってヒーリングするためでした。
彼女の幼少期の霊体験が自分の体験と同じだったことで彼女に興味をもち、
たまたま日本で初めて、パワーストーンヒーリングの講習をしてくれるという情報に出会ったのがキッカケでした。
パワーストーンヒーリングは床に寝て、パワーストーンをチャクラ別に身体の上においてチャクラバランスを整えるという方法です。
アメリカではスピリチュアルに関する理解やヒーリングに関しては一歩も二歩も進んでいる分野ですので、興味もありました。
毎日たくさんの方の悩みと向き合う仕事なので、エンパス体質である故の辛さを緩和するのに石が有効だと確信していました。(ただ、実際にカウンセリング中のお客様の負のエネルギーの扱い方に自己流で対処していて限界を感じていました)
自分のサイキック能力の真偽を確かめる意味でも彼女との出会いは意味があると感じたからです。
彼女と何度か直接お話して、私が見ている見えない世界と彼女が見ている見えない世界に大きな差はなく、むしろ、検証してきたことの裏付けとしても勉強になりました。
ここまでが私のスピリチュアルカウンセリングをするに至った経緯です。
この体験を踏まえて、スピリチュアルカウンセラーになるために、「スピリチュアルな能力(サイキック)を身に着けるために」
師匠を求める必要はないと思いました。
実際に人は誰でも、もともと潜在的にサイキック能力を持っていますので、それをどう開発、伸ばすかだけだと思います。
そして、サイキッカーに出会ったからといってその人が持つ能力をコピーやインストールできるわけではありません。
弟子入りしてうんぬんかんぬん、、、というよりも、もともとあるサイキック能力を目覚めさせることのようが重要です。
それを意識してのスピリチュアルなワークショップや講座に参加するなら、意義のある時間を過ごせるとは思います。ただ、誰か師匠についていれば、同じ能力を持てる、とは考えない方が良いと思います。能力開発のサポートはできても、同じようにはいかないからです。
受験と違って、スピリチュアルな世界は同じものを見ていても人によって見え方が違うのです。
受験なら、同じ答えにたどり着くけれど、スピリチュアルな世界では同じ答えなんだとわかるのにはむしろ経験が必要で時間がかかるものが多いからです。
他のサイキッカーや霊能者と会ってきた中でも
スピリチュアルカウンセリングのやり方も人それぞれだと感じました(やり方は真似できるかもしれませんが、同じ成果をだせるかといえばそれは別です)。
もちろん、カウンセリング、いわゆる傾聴の仕方や心理学などの知識はお客様と会話する上で必要です。
しかし、それとは別次元の「視えることを目的として」師匠を探すことはいろんな霊能者がいますから自分に合っている、いないを見極めるのに先天的なものもありますので難しいものがあると感じました。
ただ、サイキッカーと一緒にいると「サイキック能力はより鋭くなる」というのは友人などをみていて気づいたことです。
そばにいる人とはエネルギーの影響をお互いに受けるので、相手のものの見方や感性に触れるうちに感度がよくなることもあります。
私の知り合いで今やTVにも出ているある有名な占い師は、もともと自分はサイキッカーではなかったけれど当時付き合ったいた彼女が占い師をしていて、気づいたら自分の霊的能力が開発され、それをきっかけに占い師になった、と話していました。
反対に、もともとサイキッカーでもその感度を奪うような生活をしていると、どんどん鈍ってしまうこともあると感じます。
ですので、サイキッカーの自覚があってそれを伸ばしたい、もっと感度を上げたいと思うならば、定期的にパワースポットや聖地に足を運んで自分の感性をいつもクリアにしておくことをおすすめします。
(パワースポットの茨城県にある御岩神社を訪れた時の写真。祠は険しい山頂にありますが登るにつれて、浄化されて身体が軽くなっていくのがわかります)
話を戻します。
そもそも
スピリチュアルカウンセラーになるのに資格はいりません。
国家資格もありません。
誰かに認定してもらう必要もありません。
あなたが「スピリチュアルカウンセラー」だと意識した瞬間からすでに
「スピリチュアルカウンセラー」だからです。
では、スピリチュアルカウンセラーとは
なんなのか?
ということですが
私が考えるスピリチュアルカウンセリングは
随分前に書いたものですがこちらの記事を読んでいただけたらと思います。
(ちょっと長いのであとでゆっくり時間のある時に読んでいただければ嬉しいです)
そして、
もし、あなたがスピリチュアルカウンセラーとして本気で誰かの人生のお手伝いをするつもりがあるなら、
今日からできることがあるはずです。
それは
資格を取ることや
どこかにいる師匠を探すことではなく、
あなたの師匠は
あなたの身近に常に存在しますので
そこから学ぶことを意識することです。
あなたのお子さん、旦那さん、友達、親との付き合いの中で
あるいは
可愛がっているペットとの触れ合いの中で
毎日昇る朝日がありがたいことや
今、生きていることに感謝する瞬間など
毎日が学びで
目に見えるもの、見えないものすべてが師匠です。
ウマが合う人も苦手なあの人も
すべてが師匠です。
自分に
今まで気づかなかった視点を教えてくれる
とてもありがたい存在です。
ですから、先程申し上げましたように
私自身も誰かにスピリチュアルカウンセリングを教えることはしませんし、できませんし、私も今もずっと学び続けていますし、
その人の感性や
その人が見る世界を通じて
その人なりのやり方で
伝えたいことがあるはずなので
それは私が教えられることではないからです。
場数をこなすうちに、
お客様のエネルギーや
何に困っていて、
何が問題なのかというのは
会えばすぐに、あるいはメールひとつで
わかるようになるものです。
まずは
「スピリチュアルカウンセラー」と自分で自分を認めてあげること、
そして、
実際に
誰かのために動いてみることです。
必ず、学びがあり、気づきがあります。
お金をいただくのに
そこまでの力量がないと思えば
はじめはモニターとして受けてくれる方を募るという方法もあります。
やり方はいくらでもあります。
あとは、
あなたの本気次第だと思います。
そして、
本気でやれば
どんどんサイキック能力もあがりますし、
見えない世界のサポートも実感できるようになるはずです。
何よりも
本気で動けば
同じように本気の人と
たくさんのご縁で繋がり
たくさんの人が応援してくれます。
(聖地セドナ 4大ボルテックスのひとつ、ベルロックにて)
私もそうやって
たくさんの方にサポートしていただいて、今があります。
本当に感謝しかありません。
ですから、是非
まずは
一歩踏み出してみてください。
ちなみに、
占いとスピリチュアルカウンセリングは別のものですから(先ほどのブログに違いも書いてあります)、占いのスキルは学ぶ必要があるでしょう。
占いには手順があり、本もたくさんでていますから四柱推命や占星術にしても、手相にしても、自分で学ぶこともできますし、教えてくださる先生もたくさんいらっしゃいます(占いの「師匠」という言い方になるかもしれません)。
私の場合ですが、相談内容によっては
スピリチュアルカウンセリングをタロット占いと合わせてやっていました。
(サロンでのスピリチュアルカウンセリングの様子。この時お客様のYさん、この後ご結婚され、お子さんにも恵まれ幸せに暮らしていらっしゃいます。懐かしい写真です。)
スピリチュアルカウンセリングで霊視した内容をタロットで占った結果と照合して解説も加えながら、説明する必要があることも多いからです。
タロットは絵札で目の前の相手に見せることができるので、イメージをつかんでもらいやすいツールです。
霊視した内容と合致するので(自分が霊視したことの答え合わせとしての役割もあります)、便利なツールとして今でも確認のために活用しています。
いろいろ書いてみましたが、まずは、行動してみたほうがいいと思います。
行動すると、出会いもありますし、自分のやりたい方向性もわかってきます。
そのあとで、やり方など、走りながら合う合わないは軌道修正していくとよいと思います。
こちらの記事もご参考までに読んでみてくださいね。
スピリチュアルカウンセラーや占い師を目指すライトワーカーの方々にたくさんの良い出会いやチャンスがありますよう、心よりお祈りいたしております。
最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。
☆記事内の写真にでてきた御岩神社の過去記事はこちらです☆