スピリチュアルカウンセラーで天然石アクセサリー作家のエマです。
初めて石を持つ時、どんなパワーストーンを選んでいいのか迷いますね。
今日は、パワーストーンがどうやって人生を好転させていくのかという仕組みを解説しながら、今の自分にぴったりのパワーストーンを選ぶ重要性、そしてその選び方のお話をさせていただきたいと思います。
これからパワーストーンを持ってみたいという方、あるいはすでにパワーストーンを持っています方すべてにもっと石たちと仲良くなっていただけたらと思っております。
目次
パワーストーン初心者がパワーストーンを選ぶ前に知っておくべきこと
まず、そもそも「石」ってなんだろうということからお伝えします。
石好きな人はおなじみ、各地で開催されている石の祭典・ミネラルショーがあります。こちらでの『石』の定義は「化石」「貝」「鉱物」「サメの歯」などをまとめて『石』と呼んでいます。
<参考>
一方、ヒーラーやスピリチュアル関連の仕事をしている方の間では「天然石」「パワーストーン」「石」「クリスタル」と呼ばれることが多いです。
このことについては、はっきりと定義はできませんが石を扱う人がどのように石を捉えているかで呼び方が変わってくるようです。
いままで仕事上多くのスピリチュアルに関係する方にお会いしてきましたが、だいたい以下のような捉え方で場面に応じて石を呼んでいるように思います。
石を自然のままの素材を指すとき→「天然石」や「石」
もともと石のもっているエネルギーが活性化されて人やもの、あるいは「場」に影響を与えられる状態になっている石を「パワーが活性化されて使える状態になっている石」という意味で→「パワーストーン」
パワーストーンとして潜在能力がある地球上の鉱物という意味で→「クリスタル」
まずは眠っている石を「起こす」ことから始めます
石も使っていないと「眠って」しまいます。タンスの中に入れっぱなしや引き出しからめったに出さない石を久しぶりに使う時は、「起こしてあげる」必要があります。
起こしかたは「触れる」「話しかける」「磨く」などこちらから何かしら働きかけることで、石はキラキラ輝くようになります。それを「起こす」と表現しています。そうすることにより、「石」が「パワーストーン」として働きやすくなります。
初心者はパワーストーンを選ぶ前に意味を知りエネルギーを覚えよう
パワーストーンには意味がある
よくパワーストーン辞典などがありますが、石には「意味」があります。誰がその意味を決めたのかということですが、古来より石が様々な場面で使われてきたことは歴史的事実として世界中に多くの文献として残っています。
考古学博物館や美術館などに行けば石の役割、存在意義についての詳しい情報は手に入りますのであえて触れませんが、古来より石を使う場面で(儀式など)エネルギーを読み取れる人間がいたことは確かです。それが「口伝」として伝わったものが書物に残り、今ではそれが「石の意味」とされていることがほとんどなのではないかと思われます。
(引用:Wikipedia ロゼッタストーン)
また、パワーストーンの解説は人によって多少異なる場合があります。それは、細かいリーディングなど石のメッセージを読み取る人の能力や言い表し方が違うためです。
ビジョンで見えることが得意なサイキックリーダー(サイキック能力を使って石の思念を読み取る)やチャネラーさんは(チャネリングする人:石や天界にアクセスしてメッセージを読み取る)絵画を見るような抽象的な表現になりやすいかもしれません。
初心者が特にパワーストーンに触れる必要性について
パワーストーンのエネルギーは感じ取れたとしても伝える人間によって表現の差があります。
ですから、「意味」を調べた後に、必ず自分で実際に石に触れ、エネルギーを確認しておくことをおすすめします。
誰かの言う「ぴりぴりした感触」とあなたの「ぴりぴりした感触」には感覚の誤差があるからです。
私はいろいろな場所を訪れる度に、可能な限り天然石や石の建造物(許可のあるもの)に触れてきました。
これまで訪れた多くのパワースポットはじめ歴史的建造物、美術品、遺跡のうち長期的に保存されているものは石でできておりました。
石という鉱物は紙や布、木などの素材と比べると形に残しておきやすいものです。人類の歴史が紐解かれる瞬間には必ずといっていいほど石(鉱物)の存在があります。遺跡の壁、月の砂、惑星に付着していた「橄欖石(かんらんせき)=ペリドット」など、鉱物に刻まれた古代人の痕跡や宇宙の産物を分析することで人類の研究が進みます。
実際にそれらの石に触れて検証してみてわかったことがあります。
このように途方もなく長い年月をかけて形成された鉱物という素材は、場所のエネルギーの影響を受け、そこで起こった出来事、人間の思念のエネルギーまでも記憶しているということです。
裏を返せば、石に文字を刻むように石に思いを託すこともできれば叡智を後世に伝えることもできるということです。
パワーストーンのエネルギーは言葉で説明してもきちんと伝わるものではありません。
やはり、実際にたくさんの触れてみることで「こういう感じ」という微妙な違いが身体でわかってきます。
それの積み重ねによりいわゆる「石と会話」ができるようになります。自分の無意識を感じる能力が研ぎ澄まされ、本来の自分のあるがままの姿に気づくことでもっと自分らしく生きることもできるようになります。(どんなふうに会話できるのかは別記事で詳しく書きたいと思います)
初心者でもパワーストーンを持つと人生が好転する
パワーストーンを持つと人生が好転する
と言われています。
ひと昔前、日本ではパワーストーンブームがあり、パワーストーンを持つことで人生が大きく変わったという例はたくさんありました。
しかしブームが去っても今なおパワーストーンが人気なのは、やはり単なるブームで終わらせられない神秘的な体験をする方が多いからなのではないでしょうか。
このことはパワーストーンのエネルギーを特別に霊能力のある人たちだけでなく誰でも感じとることができ、そして人生を良くするために生かせるということを実証していると思います。
しかし、パワーストーンという名のただの「石ころ」が人生を大きく好転させたという話はちょっと聞いただけですと、「怪しい」と思われがちです。
なぜなら、ここで勘違いされているのは「石が何かをした」と認識されてしまうからです。
それはこれからお話する
パワーストーンの選び方を知ればその誤解が解けるでしょう。
実際に確かに石はエネルギーを持っていても、人間の現実を変えるのはやはり持ち主である人間にほかならないのです。
パワーストーンが持ち主の人生を変えるのには「仕組み」があることを多くの人は知らないのです。
人生はこの4つの段階を経て変わる
パワーストーンの意味、エネルギーを意識することで持ち主の人生は早いスピードで好転していきます。
ここで、なぜパワーストーンが人生を変えるのに役立つのかをまずは、
パワーストーンと切り離して心理学的な視点から解説します。
「人生が変わる」のにはそれぞれの段階があるのをご存知でしょうか。
以下のような4つの段階を経て、人生は変わります。
初めに何か、きっかけとなる出来事があって、
意識が変わる→行動が変わる→習慣が変わる→人生が変わる
これが人生が変わる仕組みです。
具体的に「ダイエット」という行動により人生が変わることを例にします。
好きな人に振られたという経験をきっかけに「痩せて綺麗になって見返してやりたい」と
意識が変わり、
「甘いものを控え」「運動をする」という
行動が変わり、
毎日買っていたコンビニ弁当をやめて「手作り弁当」にし、自動車通勤を「自転車通勤」にするという
習慣が変わり、
いつのまにか自然と「痩せてスタイルが良くなったから着られる服のバリエーションも増え、綺麗になった」時に、将来の旦那様になる男性に声をかけられて恋におちた時に
人生が変わった
となるのです。
初心者がパワーストーンを持つ時には特に「意識づけ」を確実にすること
繰り返しますがパワーストーンを持つと人生が好転する、といってもパワーストーンが直接何かをしてくれるわけではありません。
先ほどの例でみればわかる通り、パワーストーンは新しい恋人を連れてきてはくれません。
あくまでも、パワーストーンがサポートできるのは初めの「意識を変える」という第一段階の部分です。何かのキッカケにより「こうしたい」という欲求・動機からの自分の意志を強くさせるということです。
そして、この「意識づけ」が非常に重要であり、「こうしたい」が弱ければ「まあいいや」になり、人間は行動しません。
「絶対に痩せるんだ」という気持ちが「甘いものを遠ざけ」、一歩でも多く「動く」というモチベーションに繋がっているのです。
初心者でも効果の出るパワーストーンの選び方がある
せっかくパワーストーンを持つのに効果がなかったら、がっかりしてしまいますよね。
パワーストーン初心者だからこそ、今後長いパワーストーンとのお付き合いが始まる前に、しっかりとパワーストーンの選び方を知ることが重要です。
パワーストーン初心者だからこそ、現状の問題をまず整理する
はじめに取り組むこととして現状を分析してパワーストーンを持つ目的を明確にすることが大切です。
「現状を変え、この先の未来、どうなっていたいのか?」
という自分の「願い事」を決める必要があります。
これが、先ほどの人生が変わる4段階の第一段階「意識を変える」ことの始まりとなります。
今、悩んでいることがあるならば頭の中を整理するために誰かに悩みを話すのも良いことです。カウンセリングを利用するのも良いでしょう。カウンセリングを受ける時間がなければ自分でもできます。
ここで、簡単に自分でできる現状の問題の整理の仕方をお教えします。
自分で現状を分析するためには、まず、紙とペンと用意しましょう。
そして、そこに今、困っていること、悩んでいることを書いていきます。
1・・・
2・・・
3・・・
4・・・
それが書けたら、その問題を解決する方法を書き出します。
1・・・
2・・・
3・・・
4・・・
この時、「どうしたら理想的な状態になれるのか?」ということをできるだけ具体的に書き出します。
1・・・
2・・・
3・・・
4・・・
書いているうちにたくさん出てきてしまうかもしれません。その時は思いつく限り、書いていきます。
それが書けたら、
「今やれること、やりたいこと」を具体的に書いたリストの中から選んで絞り込んでいきます。
ここをしっかりやると今、自分が持つべき石が明確になります。これが「願い事」になるからです。そして真剣に向き合ったぶん、意識が変わり、現実が変わっていきます。
パワーストーン初心者の現状把握はパワーストーンの効果を最大限に発揮させる
自分の持つべき石は「自分に足りないエネルギー」と合致しているため、「足りないエネルギーを持っている石」と出会えばプラスマイナスで石と引き合い、良い結果が得られやすくなります。
チャクラという視点からみてもパワーストーンは身体の弱っているチャクラを活性化させてくれます。パワーストーンは海外では特に体調を整えるヒーリングにも使われていて、自分に合った石を持つことは元気にもなるので一石二鳥なのです。
願い事は「どんな気持ちで何をしたいのか?」を明確にする
パワーストーンの効果を最大限に引き出し、それを使って自分の人生を変えるには先ほど紙に書きだしたあとに、もう一つやるべきことがあります。
先ほど、
「現状把握」→「問題の特定」→「解決策を考える」→「今やるべきことの明確化」
が必要だというお話をしました。
「今やるべきこと」を明確にできたらさらに
その行動にどんな気持ちで取り組むのか?
ということも書き出してみましょう。
実は、ここが「願い事」を決める上で最重要です。そのためのメモだったといっても過言ではありません。つまり、これがパワーストーンを使った「意識づけ」になるからです。
パワーストーンは自然の産物なので石自体がエネルギーを発しています。石のエネルギーと自分のエネルギーが共鳴することで人間の本来持っている力(潜在能力)は発揮されやすくなります。
パワーストーンを選ぶ時の「願い事」の決め方として、「今、どんな気持ちで何をするのか?」を一言で言えることが重要なのです。
パワーストーンを選ぶための「願い事」の例
ここで「願い事」から今自分合っているパワーストーンを選ぶ、という具体例を出しましょう。
例えば、「仕事をやめたい」という問題があって現状整理をしたら「家庭での家事負担が多すぎる」という問題を発見したとします。
解決策として「まずは、疲れをとり、家事を減らす工夫を考える」ということになったとします。
この場合、家事を減らす工夫はしっかり「思考」しないと良い考えは浮かびませんので、とりあえず後回しにして、まずは「疲れをとる」ことが先決となります。
つまり、「がんばらない」「自分を癒す」「家事を完璧にやらない自分を許す」というのが今の「願い事」になるわけです。それが今、自分に足りないエネルギーでもあります。
すると、今の願いに合った石は「癒し」「許し」「自信を取り戻す」などの意味を持つローズクォーツやアベンチュリンの石が合っているということになります。
しかし、ここでしっかり現状把握をしないと短絡的に「仕事をやめたい」→「転職に良い石」となり、「仕事運を上げる石」となれば願いに合った石としてタイガーアイを選択することになるでしょう。
タイガーアイという石は集中力を発揮したり、ここぞというときにガーっと一気に行動したりというエネルギーをサポートする石です。
この方の場合「仕事をやめたい」の裏側には「疲れている」というのがあります。そこを見誤ると疲れているのに余計に疲れるような行動を促すタイガーアイを持つことになり、状況は良くなるどころかさらに疲れ、事態は悪化して健康を損ないかねません。
本来好きな仕事をしている場合は特に最悪で、現状を把握していれば本来仕事をやめなくて済む解決策があったのに、身体を壊して仕事をやめざるを得なくなるかもしれません。
このように現状をしっかりする把握することからの「願い事」を決める行程はとても重要な作業です。
パワーストーン初心者がパワーストーン選びで失敗しないために
パワーストーンを持って人生が好転していく人の多くは、自己分析が上手な人か有能なサイキック能力者です。
言い換えれば、自分に合ったパワーストーンを自然と選べるスキルを持った人とも言えるでしょう。
1.自分の問題を把握し、
2.解決策を具体的に考え、
3.その目的に向けて行動するためにぴったりの石を選ぶことができる
このスキルがあれば、適切なパワーストーンを選び、組み合わせ、効率的に人生を変えていくことができます。
しかし、パワーストーンを初めて手にする時は誰もが初心者です。こういった仕組みもわからないのは当たり前です。
事実、パワーストーン初心者の時に「なんとなく選んだ石」が自分にぴったりの石だったことでいきなり良いことがあったという経験ができる人のほうが少ないのです。
もしそういう人がいたら、その人は頭で考えた答えより直感で感じたことのほうがより良い答えを導いてくれることを無意識に理解している人でいわゆるサイキック能力が高い人です。
多くのパワーストーン初心者はつい石の「意味」にひっぱられてパワーストーンを選んでしまうので、効果を感じられないまま「パワーストーンを持っても何も変わらなかった」ということで終わってしまいます。
そして、もともと自己分析が上手な人でなくてもサイキック能力がまだ眠っていても、先ほどの手順で考えていけば「自分に合ったパワーストーンを選ぶスキル」は誰でも身に着けられるものなのです。
パワーストーン初心者が陥りがちなパワーストーン選び方の失敗例
最後に実際によくありがちなパワーストーン選びの失敗例を書きます。
「お金がほしい」→金運の石、ルチルクォーツを選ぶ
というのは失敗です。なぜなら、先ほどの自分の現状を分析して「願い事」を決め、それから石を選ぶというステップを無視しているからです。
しかも、ルチルクォーツは「アクセルをかける」というのが得意な石ですから、お金が欲しいというだけで金運アップという意味に引っ張られて選んでしまい、
「なんとなく」アクセルのサポートをする石を持てば「なんとなく」元気になった気がして「なんとなく」今のままでやみくもに(頑張る必要のないことを)頑張ってみたものの現実は何も変わらなかった、という結果になりかねないのです。
この人の場合、自分にぴったりの石を選ぶために以下のことを考えるとうまくパワーストーンを選べます。
「お金がほしい」
なぜ?→給料が足りないと感じている
解決策→仕事を増やす、成果を上げる、転職する、スキルを磨く、値上げ交渉をする・・・など
今やれること→(上記のどれかにしぼる)例えば、転職をすると決める
願い事→転職のための有利になる自己分析と情報収集をしっかりしたい
持つべき石→冷静さをサポートするソーダライト、自己分析をサポートするフローライト、洞察力をサポートするマラカイト、人との繋がりや出会いをサポートするラブラドライト
パワーストーン初心者の時の選び方の失敗により、せっかく石との出会いがあっても縁が切れてしまうことは非常に残念です。
このようなミスマッチが起こらないように、パワーストーンを紹介する側の責任としても、どんなシチュエーションでどんな気持ちで持ったらいいのかまでしっかり伝わるようにしないといけません。
まとめ
パワーストーンのある生活は自分らしく生きるスキルを身に着けるのと同じです。なぜなら、常に自分の心と向き合うことで石とも仲良くなれるし、直観力も鍛えられます。さらに潜在能力が開くと危険予知もできるようになります。
特にパワーストーンを初めて持つ人が「いやな思い出」にならないよう、せっかくの石との出会いを有意義なものにして欲しいと願いこの記事を書かせていただきました。
「願い事」が決まり、こんな時、何の石を持ったら良いのか(具体的な石の名前)ということについてはまた後日ブログにて書かせていただきたいと思います。(下記からのLINEお友達登録でブログの更新情報が受け取れます)
人生を変える素敵なパワーストーンとのご縁がありますよう、心よりお祈りいたしております。