こんにちは。スピリチュアルカウンセラーのエマです。
お客様からこんなご相談がありました。
「今、水星逆行中ですよね。職場で酷い目にあっています。周囲にいやなことをされて振り回されています。上司に相談してもなかなか理解してもらえずに孤独感でいっぱいで、毎朝仕事に行くのか辛いです。どう過ごしたらいいでしょうか?」
まず、水星逆行(地球からみて水星が逆行しているように見える時期、。年に3回ほどあり、物事がうまく進まない、コミュニケーションミスや交通機関の遅延、通信ミスが起こりやすいと言われています。)の期間についてなのですが、
・思い通りに物事が進まない
・予想外のことが起こる
というのが普通に起きてきます。
普段なら有り得ないケアレスミスもそうです。
嫌なこと全てを「水星逆行」のせいにするわけにはいきませんが、
天体の位置関係は人間の身体にとても大きな影響を知らずに及ぼしています。
満月の日に
頭痛が起こるのも同じ原理です。
満月に人間がオオカミに変身する、といわれるのも理由があります。
オオカミに、というのは
わかりやすく比喩したものだと思いますが、
実際に人間の身体に何が起こっているかというと
精神の高揚、通常と違う思考をしがち、体調不良、あるいは性的欲求の高まり(特に男性。後ほど説明します。)
です。
これらは
調べるとわかるのですが
満月の時は地球と月の距離が近いので
引力によって
海面が押し上げられ、大潮になります。
海面が引っ張られるということは膨張ですね。
では、これを人間の体内に置き換えると
同じように人間の身体は7割が水分でできていますから
この7割が月の引力に反応して身体の水分量が増え、むくみます。
満月に出産が多いのも、身体の水分量が増えることで出産しやすい身体の状態になるからです。
いわゆる、むくみの原因、そして頭痛を引き起こすのは頭の毛細血管が浮腫むからとも言われています。
そうすると、
ぼぉ〜っとしたり→事故が多い、ミスが多い
頭痛→イライラする
神経の昂り→いらぬ喧嘩をしがち、八つ当たり、乱暴な言葉、傷害に繋がる行動
と言った結果になります。
あとから、「なぜ、あんなことしてしまったんだろう」と本人もわからない事件も起きやすく、
世界のニュースを見ても、
銃を無差別に乱射したり、ナイフで切りつけたりといった悲しい突発的な事件は
満月前後に多いように思います。
救急車のサイレンも
満月前後は特に多いと感じます。
人間は古来より、自然と共存して生きてきました。
しかし、文明の発達とともに
それらとの因果関係を忘れてしまいがちであまりそういったことに触れる機会は減りました。
実際に自然の原理原則に即した生活では
例えば、畜産業の場面で牛などの去勢は満月は避けて行なわれますし、農業の場面においては収穫するなら満月以前と以後で適した作物はまったく違います。
身体を傷つければ出血量が多くなり(体内水分量が増えているから)、
また、収穫においては新月前後は下部へ水分が集中して蓄えられるのでニンジンやジャガイモなどの根菜類の収穫に適しています。
逆に花の収穫は上部に水分が集中する満月前後が瑞々しい綺麗な花が採れます。上方に実ものの収穫に適しています。
ちなみに
世間で言うところの
男がオオカミになりやすい時期も
先程の月と生態系の関係で言えば立証されていて
動物の雄の発情期は
上弦の月から満月までです。
雌の発情期は
下限の月前後ですから
雄と1週間ほどズレていますから、雌からしたら「なんなの?どうしたの?」となるわけです。
好きでもない人とフラフラ飲みに行ってつい、勢いで、、という危険を避けるなら満月から新月に向かう時期は避けたほうが賢明です。
反対に新月から満月の間なら、
プラトニックな爽やかなお付き合いができそうですね。
話がだいぶ逸れてしまったのですが、
天体の位置により人間はじめ生き物は大きく影響されるということをお伝えしたいと思い書かせていただきました。。
月が与える影響についてさらに詳しく知りたい方は
『月と農業』ハイロ・レストリポ・リベラ著
にもっとたくさん書いてあります。
この専門書は植物療法に詳しく自身も起業して世界中を飛び回って植物が人間に与える効能(アロマオイルなど)の研究を続けている友人から教えてもらいました。
なかなか目から鱗の名著です。
さて、
本題に戻りますね。
ご相談者様の状況ですが、
嫌なことをしてくる相手や上司もイライラしていたり、いつもと判断が鈍ったりしているかもしれません。
そんなこと言っていたら仕事になりませんが、人間ですから
ここはグッとこらえて、波風立てずに
納得のいかないことは
タイミングを見計らって
再度話し合いの場を持つほうが賢明です。
そして、こういう時こそやっておきたいことがあります。
こういう時、自分が辛い時、暗闇に1人取り残されているような時、
誰かがそっと側にいてくれていたり、
優しく声をかけてくれていることに
気づく機会でもあります。
悪い事に意識が向いてしまいがちだからこそ、
別の方向に意識を向けてみると
思いもよらない発見や気づきがあります。
良い事も悪い事も長くは続かないものです。時間は平等に流れ、私たちも生きていますので、考え方や見方も変わる生き物です。
理解してもらえるよう、どう伝えてたらよいかじっくり考えてみると良いと思います。
相手も人間ですから、何か勘違いしているのかもしれません。何かを恐れているのかもしれません。
いろんな角度で観察してみる機会と捉えて、ゆっくり落ち着いて対処されると良いと思います。
特に今回は
蠍座の新月からの影響からの水星逆行の始まりなので
「破壊と再生」という意味をはらんでいます。
むやみに行動すれば
一気に破壊になります。
ただ、あえて破壊することで再生を目論むのも戦略としてはアリかもしれませんが、よく考えて行動しないと再生されたものが前よりも悪くなってしまうこともありますから注意が必要です。
「相手が自分に嫌なことをしてくる」
と感じる時は
以下のことを順番に考えてみましょう。
これは
私がカウンセリングの現場で
クライアント様に
その場で考えてもらっていることです。
1.相手からしたら、私が嫌なことをしていると思っていないか?
2.そもそも価値観が違うのではないか?
3.私が考える理想の状態はどんな状態か?
4.相手が考える理想の状態はどんな状態か?
5.それらをひっくるめて問題解決するには、どうしたらよいのか?
これらのことを紙にじっくり書き出してみてください。
全体像を把握すると、問題解決の鍵が見つかるはずです。
長くなりましたが、
天体と人間の関係、そして
動くべきタイミングを見計らって行動することがいかに大切かということと、
そしてこういう時の考え方のステップについて書かせていただきました。
水星逆行中は無理せず、ある程度流れに任せて、
そして、ミスなどに気をつけて過ごされると良いと思います。
少しでも良い方向に向かいますよう、心より応援しております。
最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。