【自分に嫌なことをしてくる人はダークサイドのエネルギーに侵されているのか?】

こんにちは。

スピリチュアルカウンセラーのエマです。

 

先日の記事を読んだ方から、こんなご質問がきました。

今日は、前回の補足の意味も兼ねて、回答させていただきます。

皆さんのお役に立てたら、嬉しいです。

「ダークサイドに誘う人間の特徴について』拝読しまして、ご質問させてください。

こういう傾向の人が家族の場合、どうしたらよいのでしょう?

母(78歳)、私(54歳)で、つい先日、特に成人するまでに彼女から受けたさまざまな仕打ちについて、どれだけのダメージだったか勇気を持って伝えました。

母の言動に我慢し続けたことが原因と思われる数々のハラスメントを職場で受け、最後には信頼していた友人にまでモラハラを受ける事態になったからです。

そう簡単に人は変わりません。

少しずつ疎遠にしていけばよいのでしょうか?

例えば電話や会う回数を減らすなど。 嫌なことは嫌だと都度伝えるのがベストでしょうが,口論,泣く、不貞腐れ、無視などが予想され、こちらもとても疲れます。

接し方を教えていただけますと大変助かります。

どうぞよろしくお願いいたします。

(ペンネーム あきさん)

 

<参考>前回の記事

 

結論から言いますね。

まず、ご相談者様のお母さまが本当にダークサイドに繋がっていて、そのような問題行動を起こしているのかどうかという点を見極める必要があります

 

といいますのも、なんでもスピリチュアルの側面から解決しようとすると、危険です。

 

その問題行動はその人の心の中にあるもの、どこからくるのか、その心の中にあるものに影響を及ぼして悪い方へ引っ張っていく原因は何なのかをスピリチュアル(目に見えない世界、カルマ、魂の使命)側面現実的に考えられることで心理学、脳科学などの側面、両方から見る必要があります。

 

まず、簡単に見分けられることとして、その人の言動にスピリチュアル的要素があるかどうかです。

 

馬の耳に念仏、とはよく言ったもので、知りもしない、理解もしないものに対しては、仮にダークサイドからのお誘いがあったとしても何ら影響がない、ということがほとんどです。

ダークサイドの方にいる人、というのは日常的にスピリチュアルなことを考え、そういう用語を使って、他人に言う必要のないことを言ってきます。見えない人からしたら、それは関係ないでしょ、というようなことや、気づいていなければ伝えなくていいようなことです。

「あなた、後ろに霊がしがみついているよ」

とか

「あなたのブレスレットは悪いものがついているから、捨てなさい」

とか

あなたが、占い師や見える人に、あなたから、聞いたなら、話は別です。

もう一度、大切なことなので繰り返します。

あなたは何も聞いてもいないのに、あちらから近寄ってきて「私が教えてあげるね」とあなたに話しかけてきて、そこがだめだ、ここがだめだ、塩をまけ、盛り塩だ、お札だ、お守りだ、石だ、と強制的に話しかけてくる人はダークサイドのエネルギーをふんだんに取り込んだ人です。「自分はライトワーカーだ」と思い込んでいても(本人は気づいていないことも多い)、こういったエネルギーを享受している場合は知らない間にそういうダークサイド寄りの活動を始めます。

それは、せっかくライトワーカーとして光の活動をし始めていても、(自分が)注目されることが嬉しくて、つい、つい、周りが見えなくなっている状態で、まさに、そういう人間らしい気持ちを利用するのがダークサイドです。

こういう人の言葉に振り回されても、その人は責任を取ってくれませんので、そこも見極めるポイントかもしれません。もう二度と会わないようなシチュエーションで、あなたにそういった助言を伝える必要があるのかどうか、その人の本当の目的は何なのか?を考えた方がいいでしょう。

コロナ禍にコロナ菌をまき散らして、SNSで写真を撮って拡散して、捕まった人がいますが、自分が気持ちがいいから、他人は怖がっていても気にしない、というまさにダークなエネルギーです。

ですから、ダークサイドの人のやることに、いちいち反応して「怖い~」とやっているから、もっと怖がらせてあげるね!となるのです。

電車で痴漢に変なものを見せられても「へぇ」でスルー。降りたら、冷静に警察に通報。

それくらいの無関心を、(頑張って)装い、その人に意識を向けたり、反応したりしないことが自分を守る鍵です。

 

要は、意識を向けないのですから、無意識に「受け取り拒否」をして、そのエネルギーをもとの発信源にお返しするだけです。

 

まれに、水辺で足を取られて溺れる、ということもありますが、「霊」の仕業と考える人は普通は少ないでしょう(実際そうだとしても、そう思わないのが普通、ここは三次元の世界ですから)。

 

記事にありましたように、ダークサイドからのお誘いを受けやすいのは「占い師」と書きました。それはある程度のスピリチュアル的知識を豊富に持った方だからこそ、アンテナも研ぎ澄まされており、時々誤作動が起きて違うチャンネルと繋がってしまい、そこでダークサイドと繋がりやすいという側面があります。向こうの言っていること(スピリチュアル界特有の言い回し)が理解できるからです。モデルさんや女優さんにスカウトする側も「私、綺麗」と少しでも自覚している人のほうが話が早いですよね(美意識が高いとか、綺麗になりたいとか)。あなたはこんなに綺麗で美しいです、とまったく無自覚の人に説明から入るのは大変ですもの。

 

なので、お母さまがそちら側からのエネルギーによってのことだと考えるのは、お母さまがどれくらいの信仰心(スピリチュアル的な知識や経験)を持って生活しているかにもよります。「悪霊だ」「塩だ」「あなたは悪魔だ」などと普段から言っていらっしゃいますか?(一般的な常識の範囲内で考えてみてくださいね。霊的なものだとわかっていても、あえて言わないのがライトワーカーです。そして、通常の神社巡りなどは、特におかしいことではありません。「御朱印」集めなどを楽しまれている方も、普通です。線引きが難しいですが、異様にスピリチュアルに執着してそれを何かの言い訳にしたりするなど、感覚的にわかるはずです。)

 

宗教は関わり方によっては人を救いますが、人を苦しめることもあります。

 

とはいえ、私達日本人はほとんどが江戸時代に強制的に仏教の習わしに従わせられた歴史から、生まれた時から仏壇が家にあったり、お盆にはお坊さんがお経を唱えにきたりする光景を当たり前のように見て過ごしてきたと思います。

 

そして、石には念が宿る、精霊が宿るといったことも、実際に目に見える人と感じる人と、そうでない人がいることとは別にして、そのこと自体を宗教観として「自然崇拝」と呼ぶ概念もあります。そういう学問もあります。

 

フランスのジャンヌダルクが田舎から出てきて、軍を率いて、イギリス軍を破った時に、王は「神の遣い」「聖女」として彼女を迎え、手厚く擁護しておりましたが、都合が悪くなると彼女をイギリス軍に引き渡し、助けるどころか「悪魔付き」「呪いにかかった女」「魔女」として、火あぶりの刑になるのを止めることはしませんでした。

 

没後何年も経ってから、彼女がほんとうに「悪魔」つきであったのか、精神鑑定をしたりと研究が進められ、今ではフランス国の英雄として「聖人」のひとりになっています。

 

中世ヨーロッパでは「魔女狩り」と称して、政治的に邪魔だと思われる人物を処刑した歴史があります。人の心にある恐怖心とスピリチュアルを利用した、ひとつの政治的な政策と言えるでしょう。都合の悪い人は、「魔女」ということにしてこの世から抹殺したのです。

話が逸れますが、

今は考えられませんが日本でさえ、今から400年前、キリシタンは迫害されました。「踏み絵」ですね。江戸時代には、その思想は都合が悪かったのです。もともとは豊臣秀吉が1587年バテレン(伴天連)追放令を出したのが初めです。 江戸幕府は1612年禁教令を出しました。

それを破った場合、どうなったかは、もしご興味があれば、「明治大学博物館」へ行ってみてください。

私が学生の頃、博物館実習で一か月、通って勉強させていただいた場所です。

こちらの博物館に「刑事部門」というのがあります。当時は「刑事博物館」という名前だったのですが、今調べたら名前が変わったみたいです。

貴重な資料がたくさんあります。エンパスの方は、ホームページを見てから行かれることをおすすめします。

https://www.meiji.ac.jp/museum/criminal/keiji.html

(明治大学 博物館公式サイトより)

 

スピリチュアルのことを語る時に、いつも難しいと思うのは、その人が「それを」どう捉えたかによって、事態はよくも悪くもなるからです。

 

お母さまの話に戻しますと、文章を読んで感じることは、お母さまはお母さまの中にある幼少期の心の傷や(例えば、子供の頃に愛されなかったと思い込んでいること)人生の中でのトラウマとなるような出来事を通じて、そのような言動をされているのでは、と感じました。

 

お母さまがそのような言動をもし、誰に対しても(道端で会った知らない人に対しても)やっているようなら、それはダークサイド側からのエネルギーかもしれません。

 

しかし、それが特定の状況、特定の人の前でだけ発動するのであれば、それは心の問題の可能性が高いと思います

私の見解ですと、彼女のやっている行動は「受動攻撃」「受動的攻撃性」とか「パッシブアグレッシブ」「パッシブアグレッション」と呼ばれるものです。心理学用語です。日本ではまだあまり認知されていませんが、無視をする、などはまさにこれです。これも原因があり、その辺は専門家の方が対処の仕方を含めて詳しく解説していますので、調べてみるといいかもしれません。

それはもう、スピリチュアルとは関係がないです。お母さまとあきさんとの関係性にスピリチュアル的な意味は見いだせても、お母さまがそういう問題行動をする直接的な原因にスピリチュアル的要素はないと思います。

そして、もしスピリチュアル的な意味があるとすれば、それはそのお母さまの元に子供として産まれると志願してこの世に誕生したあなたにとって、それはどんな使命があってそのようなことになっているのかを「あなたが」自分にベクトルを向けて考えたほうがいいかもしれません。

 

お母さまの次には、友人にモラハラされた、と書かれています。

 

モラハラされることであなたが学んだことは何でしょう?

 

お母さまから受けたひどい仕打ちとの共通項はなんでしょう。

 

そこに、あなたが今世で乗り越える(自分が自分に課した魂の課題、使命)があります。それに気づかないと、次から次へと姿形は違っても、同じようなことがやってきます。

 

もしかしたら、

 

NO

 

とはっきり自分の意志を伝えられずに亡くなった前世の魂が、もう一度、自分の本当の人生を生きるんだ、と志願して、この世に生まれてきたのかもしれません。

 

カルマはそんな単純なものではない場合もありますが、単純な場合も沢山あります。

 

例えば、

 

私の知っている人は前世がお坊さんでした。

 

とにかく、お坊さんと言えば、禁欲生活です。タイではお坊さんに女性が触れることはタブーです。

その方は、今世では社会的に成功をし、お金を稼ぎ、たくさんの恋愛をして、自由気ままに暮らしています。お坊さんが悪いと言っているわけではありません。禁欲は、修行のひとつです。一般人とは違う生活をし、徳を積むということをされています。

 

彼は、おそらく、自分で志願してきたのでしょう。今世では、「自由」を手に入れたいと。とはいえ、私もその方の一部しか見ていないので、それがすべてだとは思いませんが少なくとも、ご本人がそれに気づかれていて、その魂に純粋に向き合ってそんな自分の欲望に否定することなく、自分らしく生きていらっしゃることが印象的です。(欲望のままに、というと聞こえが悪いかもしれませんが、欲はあって当たり前と受け入れているという意味です)

 

人生は繰り返しやってくる困難の中に、たくさんヒントがあります。

 

ダークサイドに繋がっているかも、と考えることも、自分を振り返るひとつの判断材料にしていただければと思って、先日の記事は書きました。

 

ただ、やはりそうすると、今度は自分の身近な人に照らし合わせて、「あいつはそっち側かもしれない」と思うこともあるかもしれません。人間、わからないことには疑心暗鬼になるのが当然ですので、ご質問いただいてよかったです。

 

もし、そう感じたら、すでに光のサイドにいるあなたとはエネルギーが合わないのでそっと離れるか、戦うか、です。

 

相談者のお母さまに関しては他人であれば、「近寄らない」ということをおすすめしますが、親子である以上、その縁は一生なので娘として、できる限りのことはしてあげても、お母さまのご機嫌を取ったり、話を合わせてみたりということはご自身がそうしてあげたいと思えばそれはあなたの「優しさ」として見返りを求めずにやってあげれば良いと思います。

ちなみに、モラハラのお友達は優しいあなたに甘え、あなたの落ち込む様子や取り乱した反応を見て、自分があなたにとっていかに重要な存在かということを「不快な態度」をすることでお友達自身が「それでも私とお付き合いしてくれている、私は存在価値がある」と確認して安心したい、という気持ちからの行動と思われます。これも心理学から考えられることとして「受動攻撃」の1つです。

お母さまに対する今後の態度にも言えることですが、

昔に嫌なことをされたから優しくできない、というのであれば、今後は無理に優しくする必要はないと思います。

 

もし、それが乗り越えるべき課題だとしたら、それはあなたがどう乗り越えるかを試されているわけですから、それに逃げずにどうしたら良いかをとことん考えるのもありです。

 

もしかしたら、「許す」ということを学ぶために生まれてきているということもあるのです。

 

自分が前世で許されない何かをして、人生を終えた経験のある魂が、今世では逆に許しがたいことを「許す」側の気持ちを学ぶために生まれてきた可能性もあります。(霊視してみないとわかりませんが)

 

人に関わるというのは、良いことも悪いこともあります。

 

だからこそ、学べるのです。特に血で繋がっている「家族」は魂の修行という点では、宝そのものなのです。

 

つらいと思ったら、これは「学び」と思う。でも、この「学び」は私には必要ないと思えば、手放す。何度も何度も来る「学び」には、なんとかならないか、考え出す。その時、やっと自分の本当に生きたかった生き方が見えてくるのではないでしょうか。

 

悪い人に騙されたことがあるから、気をつける、大難を小難にできることもあります。騙してくれて、ありがとう、です。もう、二度と、同じ手口では騙されません。

 

失敗は成功のもと。その経験が誰かの役に立つ。失敗した私、がんばれ、ですよ。

 

そんな風に良いことと悪いことのバランスで世の中は成り立っている中で、自分はどうありたいか、というのをスピリチュアル的な世界を覗くことで何かしら考えるきかっけになればと思い、稚拙な文章ながら綴っています。

 

あきさんが、良き答えを見つけられますよう、お祈りしております。

 

本日も最後までお読みくださいまして、皆さん、どうもありがとうございました

長い長い文章をいつも読んできただき、心より感謝いたしております。

少しでもお役に立てましたら、幸いです。

 

(追記 2023.6.19)

後日、あきさんご本人からこちらの記事をお読みになってのご感想をいただきましたので、シェアさせていただきますね。

(あきさんのご了承をいただいております)

先日は「ダークサイド~」のご質問に丁寧にわかりやすくご回答いただき、どうもありがとうございました。しっかり拝読し、理解いたしました。今回個人的なご質問をする意図はなく、家族や身近にあれらの特徴にあてはまる方をお持ちの読者の方も多いのではないかと思い、お伺いしたのですが、大変な長文記事となり、お時間をとらせてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。

母の場合は、いわゆる「毒親」なのですね。長期間の海外滞在時にはありませんでしたが、日本では新卒からすべての職場で何らかのハラスメントを受けました(そのため転職回数が多いです)。

今年に入り、やっと素晴らしい環境職場に恵まれたかと思った矢先、親友と思っていた男性に母とまったく同じ言葉で、しかも非常に理不尽な理由で、激しく罵倒され、あまりのショックで病気にもなりましたので、物心ついた頃から、自分の本当の感情を押し殺し、母は可哀そうな人だから、私にひどいことをしても仕方ないと諦め、許してきた(と思っていた)母と対峙することが必要なのだと判断しました。

それは、エマさんのおっしゃるように「No」と伝えること、そしてそれによって本当の「許し」をすることです。母や彼が悪の人間と言っているのではなく、私の学びなのでしょう。やっと巡り合えた私らしく仕事ができる職場でこれからも周囲の方々と楽しく仕事をいけるように、そして誰の干渉も束縛も受けない人生を送るために。

エマさんの今回の「自分に嫌なことをしてくるのは~」の記事は、私のように周囲の人間関係で辛い思いをしている方々の救いやヒントとなると思います。

本当にどうもありがとうございました。

 

実は先日、あきさんのおっしゃる通り、同じような体験をされている方から、「とても刺さる内容の記事でした」とご感想をいただきました。

お役に立てて、嬉しく思います。

こちらこそ、勇気を出してご質問くださり、また読んでくださった方、どうもありがとうございました。

「毒親」問題に関しまして、これまでサロンでもご相談がありました。(ここには書きませんが、実際そういった内容のメッセージをいただくこともありましたので、シェアさせていただいてよかったです。)

あきさんもとてもとても長い間、当事者にしかわからないような、想像を絶する体験をされてきたのだろうと思います。

とっても苦しく、お辛いことと思います。「愛」というエネルギーがこんなにも残酷なのかと思うような体験を聞いたこともあります。

お母さまが、あきさんが少しでも癒され、心穏やかに過ごせる日が来ますように、心よりお祈りいたしております。

(個別でメール返信をしておりませんので、こちらにお返事書かせていただきました。ご了承ください。)

 

 

※スピリチュアルな世界をネガティブな世界と捉えるのではなく、現実をより良く幸せに生きるために活用していただきたいという思いが私の中に強くあります。時々、表現の仕方がきつくなってしまうことがあるようです。そこまで言わなくても、怖いな、と感じられることがありましたら、ごめんなさい。この世界は本当はとっても素敵な世界で光に溢れた美しい世界なのです。

光のエネルギーと繋がって、元気に、一度しかない人生をこの美しい地球で、同じ時代に生まれた仲間として、皆さんと一緒に過ごせたら幸せなことだと思っております。

怖がらせてしまった方、本当にごめんなさいね。

この場をお借りして、お詫び申し上げます。



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