こんにちは。
エマです。
ペンネーム 瑠璃色の猫さんからご質問がありました。
エマさん、はじめまして。
天然石が大好きでたくさんの天然石を持っているのですが、先日ネットで気になる事を言っている方がいてとても憂鬱になりました。
天然石をたくさん持っていると 悪いものが寄って来て天然石に入り込み霊障が起きると言うのです…
私は天然石は1つずつ別々に水晶さざれを入れたチャック袋に保管しているのですが その方は浄化などは意味はなくそのまま置いておけばいいとも言っていました。
そう言われると 夏頃からよくラップ音や 寝ている時に屋根の上を人が歩くような音がしたり(家族も聞いた事があると言っていました) また 誰かが複数で話しているような声が聞こえたような気がしたり 時にはケモノの匂いのような匂いが一瞬したり、悪夢を見たりするようになって
それが怖くて朝方になるまで寝室に行って眠れなくなってしまいました…
毎日が睡眠不足で体力もなくなってきて よく風邪をひくようになってしまいました。家族の事で心配なこともあって はじめはそういう心配から神経質になっていて過敏になっているせいなのかも…と思ってやり過ごそうと思っていたのですが 度々起こるのですっかり怯えてしまっている状態です。
そんな時にそんな事を書く人のページを見てしまい もう何が何だかわからなくなってしまい、大好きな天然石達を手放さなければならないのかとさえ思いました…
また怯えることなく 毎日元気に過ごせる事を心から願いながらいますが こんなこと誰にも相談もできずただ困っています。
天然石が悪いものを引き寄せるとか霊障を起こすとか 天然石を浄化しても無駄とか本当にあるのでしょうか?
エマさんに尋ねてみるより私には今方法が見つかりません…
エマさん これら全ての現象や その人が言っている事、どのように考えたらよいのか知恵を貸していただけませんか…? 毎日つらいのです……
まず、ですね、
その情報が正しいかどうかの前に
「誰が」言っているのかですね。
どんな人がその情報を話していますか?
信頼できる人なのか、どうか、そこの見極めをします。
そして、
どう見極めをするのかというと
その情報に書かれた「問題提起」に対して具体的な「解決策」が書かれているかどうかで判断したほうが良いです。
これは
よく私のところにも相談があるのですが
「占い師にこう言われて不安です、どうしましょう?」
というものと同じです。
もちろん、「占い師」の場合は占い方は人それぞれ、結果も実力によって違ってくるでしょう。
ただ、その占いの言葉によってお客様が不安がる、怖がるというのを理解している占い師なら、必ず、その「解決策」を伝えているはずです。
その解決策にご自身が納得がいけばそれをやってみる人もいるわけです。
アドバイスされた解決策を実行するかどうかはその人の自由ですが、
ここでお伝えしたいことは
何か人にアドバイスをする立場なら、
通常は
「問題提起」と「解決策」はワンセットです。
この2点がセットになっていない場合、そもそもその話を信じていいのか、ということです。
「問題提起」だけされて放置された人はどうなりますか?
「あなた、やばいよ」
と言われても
「解決策はわかりません」
では
あまりにも無責任ですし、それを言われた人の気持ちを考えていないということになります。
今回のご質問ですが、
2点、私の立場からアドバイスできることがあります。
1つはその「天然石は悪いものを引き寄せる」という根拠です。
その人はどう説明したかわかりませんが、私の見解では
天然石が悪いものを引き寄せるのではなく、
正確には
「天然石には人間が意図的に念を宿すことができるし、天然石自体その置かれた環境のエネルギーを吸収しやすい」
です。
神社の御神体に石を祀っている場所も多いと思います。
それは、
「天然石」が持つ性質のひとつである「念(思い)」を宿すことができるという性質を利用して、
まっさらな石(浄化されて何も影響されていないという意味)に神様の依代(よりしろ)として
石に神様を宿したりします。
目に見えない存在に対して、3次元で生きる私たちは物質を介して物事を理解します。
ですから、何かしらの目に見える形は有効に人の心に届きますし、扱いやすいのです。
小さな子供に人の死を伝えるのに
「あの人は星になった」
と伝えるのと同じことです。もうここにはいないけれど、姿はなくても心の中にその人はちゃんといます。
絵画にしてもそうですね。
「見えるもの」(可視化)にする事で大勢の人に伝えやすくなるからです。
昔から
よく、川の石は拾ってくるな、言います。
それにも
理由があります。
昔は人が亡くなると土葬をしていて、埋めた場所の目印に石を置きました。
月日が流れ、地形も変わり、それがいつしか川になり、目印となった石が川石に混ざり、年月を経て下流に流れ、丸く削れて綺麗な石ころになったとしましょう。
「綺麗」
と言って子供が拾ってきたとします。
そうすると、その石はそもそも墓石として故人を悼み、家族が毎日拝んだ石かもしれません。
そのようなストーリーがあるかもわからないから拾ってくるな、と昔の人は言いました。
「天然石には念が宿りやすい」からです。
引き寄せるのではなく、そもそも、そういう性質ということです。
必ず、
「問題提起」(この場合、天然石が悪いものを引き寄せる)
にはそう考える根拠があり
「解決策」があるものです。
ですから、
まず、
その方に「解決策」を訪ねてみるのが先決です。
占い師や視える人によって、
本質、原理原則は同じでも見解や表現の仕方は様々です。
「問題提起」した人になぜそう思うのか、そして「どうしたらよいのか」をちゃんと聞いてみるのが一番です。
悪気はなくて、
「解決策」を書き忘れただけかもしれません。
それから、2点目。
ラップ音などですが、
これは全く怖がることはありません。
生きている人間のエネルギーはとても強いのです。
見たくなければ
「見ない」と心に強く決めると不思議と見えなくなります。
波長を合わせてはいけません。
霊的存在は波長が合うと視えてしまいます。
マントラ(真言)を唱えるのも1つの方法です。
「おん きり きゃら はら はら ふたらん ばそつ そわか」
これは
災いを転じて昇華させる時に使う呪文です。
他にも
場面によってたくさんあるのですが、
まずはこのマントラが
「怖い」と思う時には役に立ちます。
暗闇の夜道を一人で歩く時にも唱えると良いでしょう。
長くなりましたが、
お役に立てればと思います。
ご質問、どうもありがとうございました。
心穏やかに過ごせますこと、お祈りいたしております。