あなたは神社などでお願い事をする時、どんな言葉を使っているでしょうか?
実は、願い事をする際の言葉選びを間違えるととんでもない事態を引き寄せることがあるのをご存知でしょうか?これは意外と知らないで神社でお願い事をしている人が多いのですが、そんな悲しい結果にならないようにするにはどうしたらいいでしょうか?
今回は実際にお願い事の言葉を間違えたために人生が180度変わってしまったを例をもとに「正しいお願い事の仕方」について解説したいと思います。
せっかくのお願い事が理想の形で現実化するよう、ぜひ心にとめて欲しい事です。
目次
願いが叶ったあとの事も考えて「言葉」を選ばないとミスが起きる
あなたがお願いする時、それが叶った未来を詳細に想像しているでしょうか?そして、それが叶うということは物理的に実際にどんなことが起きるとそうなるかまでのプロセスを理解しているでしょうか?
これを理解しないままにただ漠然と「〇〇を手に入れる」などと結果だけを発言したお願い事は非常に危険です。なぜなら、望む結果が手に入ってもそのプロセスがその場の状況に流されたものであれば、そのプロセス自体が望まないものを引き寄せてしまう可能性があるからです。
願いが叶っても、別の側面で不幸になってしまえば何のための「願い事」なのかわからなくなります。願い事が結果的に不幸を呼び寄せたことにもなりかねません。
願いが叶う仕組みは潜在意識が関係している
まず、お願い事をするやり方として「〇〇しますように」ではなくて「〇〇します」というように断定形で言い切りましょう、というのはよく言われています。
これは脳の仕組みによるもので「脳は否定形を理解しない」ということがあるからです。例えば「受験で失敗しない」と願っても脳が認識しているのは「受験」と「失敗」という単語のみです。ですから脳は「受験に失敗する」ことが潜在意識に刷り込まれ、いつのまにか「受験に失敗する」行動をとります。
さらに、細かいプロセスまで考えていなければ人間は場当たり的に「願い事」に対して一直線に突き進む可能性があります。「願い事」を叶える手段はいくつもあるはずなのですが、それを想定していないばかりにとんでもない事態を引き起こしてしまいます。
願いが叶うと同時に不幸にもなった例
ここで実際にある男性の例をお話しましょう。
その人は妻子をもついわゆる普通のサラリーマンでした。
彼は神社へ行くたびに熱心に「お金持ちになる」とお願い事をしていましたが、具体的な方法は考えておらずに「そうなればラッキー」「なんかいい事起こればいいな」という受け身な考えで漠然と願っていました。
彼はサラリーマンですから、実際にお金持ちになるには主に二つの方法しかありません。
- 収入を上げる
- 生活費を減らす
です。
しかし、収入に関しては上がる仕組みもない会社で報酬は決められています。転職するか副業をするしかありません。そこで願いを叶えるにはもうひとつの方法である「生活費を減らす」しかありません。
しかし、お金に細かい性格の彼は家計を全部仕切っており、すでにこれ以上減らせないという最低金額の生活費で妻にやりくりさせていました。宝くじを買ってはため息をつくという日常です。
ある時事件が起こります。正職員で働いていた妻が疲労で倒れ、仕事を辞めざるを得なくなりました。主な収入源である妻の給料がなくなりました。彼は収入のない妻の保険料を「なぜ自分が払わなくてはならないのか?」家計の足を引っ張る妻の存在が疎ましく思えました。職場結婚でしたから、自分の保険は自分で払うというのが当たり前になっていたからです。そして、自分ばかりが損をしていて働けない妻には何の価値もないと考えるようになりました。
将来楽しみしていた妻の退職金と自分の退職金で計画していた世界一周の夢も消え、落胆していました。夫婦仲は妻が仕事を辞めたことをきっかけに急速に冷めていきました。そしてまもなく、離婚しました。
まだ小学生と保育園の二人の可愛い子供は妻が引き取りました。
ここでお分かりになると思いますが、彼の「願い事」はある意味叶いました。離婚以来、彼の給料は丸々自分のものです。子供や妻を手放すことで「生活費を減らす」ことを達成しました。
まさに、「願いが叶った」瞬間、同時に独りぼっちにもなってしまったのです。
まとめ
願い事をする場合にそれは何のために叶えたいのかをはっきりさせて、言葉を慎重に選ぶことです。
願いを叶えるのは簡単です。そうなるように、脳に意識させてあとは行動するだけです。
しかし、一番大切なことは「何のために」そうしたいかです。そこがはっきりしない限り、中途半端に願うことは大きなリスクをはらみます。人生そのものを変えてしまいます。
ちなみに、実例の彼は私の元旦那さんです。
余談ですが彼のおかげで人生かけて「引き寄せの法則」を一から学び直す機会に恵まれました。人生何が起こるかわかりません。ある意味これも私に必要な「引き寄せ」でした。
まとめますと、「願いを叶える正しい方法」は具体的なプロセスまで想定して適切な言葉を使ってお願いすることです。理想的な例は「いつまでに」「どういった方法で」「なんのために」○○をします、という言葉です。
ぜひ、心にとめておいてやってみてくださいね。幸せな人生になりますよう心よりお祈りしております。