こんにちは。
スピリチュアルカウンセラーのエマです。
フランスへの聖地巡礼、大天使ミカエルさんと繋がる旅の最終日はシャンゼリゼ通りとルーブル美術館へ行ってきました。
モンサンミシェル、ルーアンを訪れ、最後はパリです。
(バスの車窓から撮ったパリの街角。)
宿泊先がパリ郊外のホテルなので、目的地には主にメトロ(地下鉄)で移動しました。
この日の予定は13時50分にルーブル美術館の三角(ガラスのシンボリックな景観でおなじみ)の入り口に現地ガイドさんと待ち合わせ。
その前にと、午前中はせっかくなので、凱旋門から延びるシャンゼリゼ通りへ散歩に行きました。頭の中で例の歌が流れます♪
あの歌詞、特に「道を行けば、知らない同士、今日から二人恋人さ~♪」
のところが好きなんだよね、と口ずさみながら準備完了(完全に怪しい人)。
ホテルを出るとパリの朝はまだ肌寒く、みんな薄手のコートを羽織っていました(これがまたパリジェンヌ、パリジャンともにカッコいい☆)。
最寄りの駅まで15分くらい。途中、いくつかの大きな道路を渡るのですがとにかく横断歩道の信号機がなかなか慣れなくて、毎回ドキドキ。パリで一番ドキドキしたのは横断歩道かもしれません(笑)
歩行者専用の信号機の青から赤に変わるタイミングがとにかく、早すぎるのです。
日本だと、点滅したな・・・と思って何秒か経ってから赤に変わるのですが、パリの信号機は点滅したな・・・の「な」くらいでいきなり赤に変わるので、何度か道路の中央分離帯でいったん停止、ということが何度もありました。
私の足の長さが短いのか、歩くのが遅いのか?(どっちも☆笑)
道の向こう側に渡りきらないという(笑)これ、シャンゼリゼ通りでもやってしまいまして、おかげで道の真ん中からナイスな写真は撮れたのですが、車がビュンビュンくるのでやっぱり怖いんですよね。
(遠くに凱旋門♪フランスは車は右側通行です。シャンゼリゼ通りの真ん中で歩行者用信号機が青になるのを待っているときに撮影。)
凱旋門からは放射状に12本の道が開かれていて、フランス語で星を意味するエトワールという言葉から、かつては凱旋門のある場所はエトワール広場と呼ばれていました。
今は、シャルル・ド・ゴール広場と呼ばれていますので、メトロでも「シャルル・ド・ゴール駅」を目指しました。
と、その駅に向かってメトロの車内で路線図を見ながらふと、ひらめきまして。
途中下車して凱旋門に向かってシャンゼリゼ通りを歩いたほうが凱旋門が良く見えるかもしれない(ここでも歌が頭の中を流れている)、ということで2駅手前で下車しました。
結果、正解。ナイス、私(自分で言う)。
メトロを降りて地上に出ると朝の光の中で、そびえたつ凱旋門が遠くにデデーンと輝いていました。
持ってきたガイドブックで前日の夜にチェックしたお店を横目に見ながら、とりあえず近くまで行こうと思って歩きながら、みんなに配信予定のビデオを撮影しました。
「これ、いつ編集しよう?配信できるかな?」
と思いつつ、やっぱり配信できずに帰国となってしまいました・・・。
通り沿いの店舗はどこも思ったより広くて大きくて、ひとつひとつの建物もどこからどこまでがお店なの?という感じで、特にDIORとか巨大広告がすさまじく、さすがLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループ)傘下のブランドですな、、、という感じでした。
そういえば、25年前にシャンゼリゼ通りのヴィトン本店に当時新婚旅行で訪れた時にはDIORはなかったなと思いながら、調べると(というか、今調べたのですが)シャンゼリゼ通りの店舗は2019年にできた新店舗だそうです。
まさかあの当時の私は25年後にこうして独り身になって再度ここを訪れるとは夢にも思っていませんでした。
(「Le Fouquet’s(フーケ)」は、創業1899年。パリの4大老舗カフェのひとつです。恐れ多くて遠くから眺めただけ♪)
(この水玉は草間彌生さんとのコラボですよね。日本の芸術家が活躍しています。素晴らしいです。)
なんだか凄い建物の前にいるぞ、という好奇心にかられて入店を決意。入り口付近は人が並んでいるので、勇気をもって列に並びます。
(DIORのお店の入り口に並んでいる時に撮った写真。)
・・・と、雑誌『ELLE』から今、まさに飛び出してきたような黒服のかっこよすぎる(すぎる、を強めに言って)男性が「何かお探しですか?入店前にお一人ずつ、伺っております。」と私にもわかる英語で丁寧に聞いてきます。
「ああ、どうしよう」
内心ドキドキ。
私は見栄を張っても仕方ないですし、実際こちらのブランド品に詳しくないので正直に
「すみません。買い物をしに来たわけではなくて、どんなものがあるのか、見てみたいと思いました。」と伝えました。
すると、
「何をご覧になりたいですか?バッグですか?」
と聞かれて
「えっと、いろいろ・・・あの・・・」
とまるで小学生の女の子のようにモジモジしていると(見た目はおばさんでもハートはヤング←この表現がおばさん・・・(笑))
「それでは、1階がバッグで2階がアクセサリーと洋服になっています。」
と説明してくれて、私の入店の番になると入り口で
「どうぞ、ご自由にご覧ください。」
と一言だけ言って、なんと、放置してくださいました。
「み~て~る~だ~け~。」
というCMが昔ありましたが(世代がばれます)、本当に見るだけなのに、ごめんなさいと心の中で何度も言いながら、しっかり1階から2階まで昇って降りてといろいろと目に焼き付けてきました。見事にお店を出るまで、誰もアテンドなしの状態でした(高級店でこんなのあるの?すごい。お客様を信用してくれているのが伝わり、ありがたい気持ちでいっぱいになりました)。
DIORの服もバッグも持ってはいませんが、口紅とマニキュア(お客様からのプレゼント)は持っています。
ハイブランドはハイブランドたる理由があります。単に歴史があるというだけではなく、企業努力という一言では片づけられない「凄味」があって、圧倒されました。これが世界一のグループ傘下にあるブランドなんだなぁ、と店舗(商品、陳列、内装などもろもろ含めて)とそのホスピタリティはお金を払ってでも見る(体験する)価値はあると内心思いました(特に商売をしている人には)。
ひとつひとつが宝物のように大切に陳列されている商品の中でいくつか天然石を使ったものもありました。そのブランドという「凄味」に引けを取らない天然石の美しさは石が生きていることを何よりも証明してくれました。
私は石達を見たらすごく誇らしい気持ちになって、おそらくSPも兼ねているガタイの大きな黒人の店員さんに「メルシー」と上機嫌で言うとルンルン気分で店をあとにしました。(買ってもいないのに、本当にごめんなさい)
と、気づくと約束の13時50分まであと一時間しかないことに気づきました。
(写真を撮ってもらっている場合ではなかった・・・汗)
ああ、せっかくシャンゼリゼ通りに来たのに・・・、せめて、何か思い出の・・・とここで貧乏性が発動。
目の前に飛び込んできたのは「ピエール エルメ」という名前。あ、これなら知ってると覗いてみると、どうやらロクシタンとのコラボショップらしい。
美味しそうなマカロンが並んでいて、缶入りのマカロンをいくつかテイクアウトして、途中で別のお店でパンを買ってルーブル美術館へ向かいました(ここまで猛スピード)。
ルーブル美術館へはメトロを降りて目の前でした。空いているベンチを見つけて、ダッシュ、そこでパンを急いで頬張り、なんとか時間に間に合いました。
(急いでいる時は言葉で伝えるのが大変なので、写メして見せるという技を覚えました(;^_^A)(大急ぎ!!でも、待ち合わせ場所はあの、三角だから!!と目の前でモグモグ。)
現地ガイドさんには日本からお願いしてチケットを買っておいてもらいました。予約制なので、当日券では入館できない可能性がありました。
今回、絶対見たいと思ったのはやはり「アモルとプシュケ」の像です。そして、一番好きなのはやっぱり「サモトラケのニケ」。
絶対あれだよね、『タイタニック』のあの名シーンはここから生まれてるよね、と飛行機の中で観た『タイタニック』を思い出して独り言をつぶやきました。(しっかり、予習、復習。)
(ガイドさんが早足なのでニケの写真撮るのに必死の私。そして、愛です~。)
「アモルとプシュケ」は日本で今、開催している『ルーブル美術館展 愛を描く』のテーマでもあります。
(人気すぎてほかの観光客に「そこの日本人、写真撮るからどいて~」と言われ、チキンな私はそそくさと後ろに回り、でもこんな素敵なプリケツをゲット♪(笑))
今回ガイドさんをお願いしたのも、ルーブル美術館の広さがやばいくらい広いからです。
(昔、宮殿だった名残で天上も美しいですね。)
展示室の数は403部屋、廊下は全部歩くと14.5キロです。
14.5キロって・・・。歩くだけでも何時間もかかります。いや、何日もかかります。
(お宝が所狭しと展示されています)(石でできた食器)(水晶でできた食器。バカラの原型になったものとか、貴族の生活が垣間見れます。)
(エメラルドでは珍しい雫型カット。当時、こんなカットしたら、エメラルドは欠けますね。相当な技術です。こんなにたくさん・・・☆)
(キリストは左の子。右はヨハネ。)
見たい作品を絞って、案内してもらいました。
『サモトラケのニケ』誰が作ったかわからない。サモトラケという場所で発見された勝利の女神ニケの彫刻。船の先端にあったとされる。靴メーカーの「NIKE」はここから。『ナポレオンの戴冠式』『大天使ミカエル』『ミロのヴィーナス』『モナリザ』
(すごいんです、もう。)
『民衆を導く自由の女神』ドラクロワ作
『ピュグマリオンとガラテア』自分が彫った彫刻に恋をする男性ピュグマリオン。アフロディーテが願いを叶え、彫刻の女性は命を与えられます。その感動的な瞬間を描いた作品。(当時、青色はラピスラズリを削ったものを粉にして、絵具として使い、描かれました。)(色褪せないラピスラズリ。本当に美しい☆)
(ナポレオン3世の邸宅。美術館の隣にあります。)(ナポレオン3世の邸宅にあるダイニング。何人で食事するのかな・・・。)
(エジプトまで行かなくてもスフィンクスに会えます。ここは美術館の地下。こんなところがあるなんて、知りませんでした。ガイドさん、ありがとう♪)
ものすごい速さで歩き回って3時間半、美術館を出た時には17時30分でした。
前日にストで急きょ閉館になったせいか、人が多かったです。あんまり写真も撮れなくて、へとへとになりながらも、カフェを見つけてやっと座ることができました。
(ルーブル美術館をでて少し歩いてオペラ座も見える通り。丸いアーチは馬を入れる場所だったそう。2階が使用人の部屋、3階が居住スペースだったそう。)
(一気に飲み干したカフェ。ガイドさんはエスプレッソをご注文。)
オペラ座が近くにあり、素敵な食材店を紹介してあげると提案してくださったのですが午前中のシャンゼリゼ通りがきいたのか、足がガクガクしていて、情報だけありがたくいただいて、ガイドさんとはそこで別れました。
パリに40年も暮らしているそうで、素敵なマダムでした。
私もあの時違う人生を歩んでいたら、パリに住んでいたかもしれない・・・と思ったら、今からでもいけそうな気がしてきました(というか、あの時っていつ?って話ですが)。
日も暮れてきたので、ホテルに帰りたかったのですがどうしても「アンジェリーナ」のモンブランが食べたくなり、近くなので立ち寄ることにしました(前夜にガイドブックで発見)。
「アンジェリーナ」のモンブランのことはずいぶん前に青山の表参道に店舗があって、一度食べておいしかった記憶があったからです。
今はないみたいですね。20年くらい前の記憶なので、調べてもでてきませんでしたが、日本橋三越本店などのデパ地下では買えるみたいです。
パリは夜の9時くらいまで明るいので時間の感覚がなくなりますが、お店に着くとなんとか閉店1時間前だったので並んで入ることができました。日本人のグループが近くの席に座っていて、ちょっと安心しました。
久しぶりに食べたモンブランはあのころと変わらずに美味しかったです。和栗をふんだんに使っていて、上品な味でした。
ホテルに帰ってから、今度はマカロンに手を出しました。一瞬で食べ終わりました(笑)
(食べてから写真撮ってないことに気づきました・・・。どれだけ食い意地が張っていたのでしょう。)
そんなこんなで最後、嬉しいことにスイーツ三昧な感じになりました。
旅の疲れには甘いものが一番です♪
今回、フランス聖地巡礼の旅のブログも最終回となります。
最後までご覧くださいまして、どうもありがとうございました。
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