こんばんは。
スピリチュアルカウンセラーのエマです。
いつもブログやLINEを読んでくださり、どうもありがとうございます。
今日は、
現在、都合によりご質問の受付は中止しておりますが、先日いただいたメッセージでシェアしたほうがいいなと思うご相談がありましたので、そのことについて書いてみます。
エマさんこんばんは。
質問は受け付けていないと重々承知しておりますが、どうしても怖くなってしまいメッセージさせていただきました。
今日怖いニュースがありましたね。
自分でもどうしてかわからないのですが、事件や事故のニュース(病気などのニュースも同様)を見たり聞いたりすると、自分や家族も同じ目に合ったりしてしまうのではないかととても怖くなります。
ここまでなら同じように考える方もおられると思うのですが、私の場合は1日中その事を考えてしまい何も手につかなくなってしまいます。
さらに料理中に考えてしまうと、その料理に悪い気?が染み込んでいるように感じて食べられなくなってしまいます。
掃除中やスキンケア中などに考えても同様でいちいち作業を中断させざるをえなくなり、かなり生き辛さを感じております。
スピリチュアル的にその事を考えすぎて同じ目に合ったりすることはあるのでしょうか?
又、ならない為にはどうすればいいのか教えていただけると本当に助かります。
返信出来ないこともよく分かっているつもりですし、この様な事ここで相談すべきことではないのかもしれませんが、よろしくお願い致します。
今日は、ネガティブな感情にとらわれて苦しい時の対処の方法についてです。
まず、ご質問の中に、
スピリチュアル的にその事を考えすぎて同じ目に合ったりすることはあるのでしょうか?
とありますが、
答えとして、自分のエネルギーがその時の状況と同じような状態(同調すると言います)ですと、ネガティブな波動は同じものを引き寄せますので、できれば同調しないようにすることが大切です。
同調しないようにする方法はまた、後ほど書きますね。
今、世の中では戦争、アメリカの銃乱射事件、安倍元首相の事件など日々、心が痛いニュースばかりが流れています。
そんな時、自分と重ねて、ご相談者さんのように「今度は自分に起こるかもしれない」と不安になってしまうのもよくわかります。
そんな時、どんなふうに考えればよいでしょう。
結論から言いますと
共感はしても、同情はしないこと
です。
共感と同情は似て非なるものです。
人の不幸を知って、「かわいそう」と誰もが感じるかもしれません。
「大変だろうな」
「つらいだろうな」
「痛かっただろうな」
「親族は悲しいはずだよね」
「許せないことだ」
悲しみとともに怒りも沸いてくるかもしれません。
この時、もし、その感情に支配されそうになって苦しいときは、
・じゃあ、どうすればよかったのだろう
・今後、そのようなことが起きないために何が必要だろう
と一歩、その問題の外側に意識的に出てみてください。
実際には頭のなかで、その問題を遠くから、鳥の目で見る感じです。
これが、「共感」です。
相手と同じ立ち位置で、物事を見ていることには変わりありませんが、そこにはあくまでも「私」を外に置いて「私にできること」に意識が向く状態です。
相手の感情を客観的に受け取り、理解することです。
これとは逆に「同情」とは、
その感情を自分のものとして受け取り、その状況の中に意識をもっていくことです。
「私」を内側に置いて「私が相手にされること」に意識が向いています。
「共感」は問題の外に自分がいますが、「同情」は一緒になって問題の渦中に自分を同居させてしまいます。
不安の原因は、あなたが「共感」ではなく「同情」していることです。
だから、怖いし不安だし、どうしていいかわからなくなります。
今の感情が「共感」なのか「同情」なのか確かめる方法として、
気持ちがどっちに向いているのかを考えてみてください。
「同情するなら、金をくれ」
という名セリフがありますが、
「私もあなたみたいになるかも?」と思われていてもそんなことは困っている本人には何の役にも立たないから、そんな時間があるなら、だったら「金をくれ」と言っているわけです。
そして、同情は状況によっては相手を不快にさせてしまう要素もあります(もちろん、そんなつもりは一切ないのはわかっています)。
同情は相手にとって、ちょっと上からの目線になってしまう場合があるからです。
「かわいそうねぇ」
という一言が同情から発せられたら
馬鹿にされていると感じる人もいるからです。
ですから、
自分が不安にならないためにも、そして、相手のためにも
同情よりも共感することです。
特に、エンパス体質の方は共感力が高いがゆえに、はじめは客観的に見ることができていても、気づいたら「同情」してしまって、他人の感情なのに自分が今感じているように混乱してしまうことがあるかもしれません。
エネルギーというのは高いところから低いところに流れていくもので、どうしてもネガティブな感情のほうが低いのでそちらに引っ張られてしまいます。
共感力の高さを生かして、カウンセラーに向いていると言われるエンパス体質でも、あまりにも相手がどんよりしていると「共感」から「同情」にいつのまにかなってしまい、疲れてしまうことがあります。
ですので、共感力の高い人ほど、意識的に「同情はしない」ようにすることです。
また、同情は心でそれを感じていることですが、身体全体で感じることを「同調する」と表現してもいいと思います。
言葉の定義としては「調子を相手に合わせる」ですが、実際には意識が「同情」の状態になって、内側へ内側へと気持ちが向かうと、心と身体は一体ですから次第に身体のエネルギーがそれに調子を合わせるということが起こり、「同調」します。
冒頭に書きましたが、「同調」することは同じエネルギーになっているため、ネガティブなことに同調すれば、それだけ同じようなものを引き寄せます。
心霊写真などを見て「同情」し、そのうち「同調」することで自分も霊的な怖い体験をすることがあります。
怖いテレビを見て寝たら、夜中に怖い夢を見てしまうという体験は「同調」が原因です。
「怖いわぁ」
「自分にも起こるかもしれない」
と思っているうちに、そういう霊を引き寄せやすいエネルギーになっているということです。
ですから、怖いテレビを観たときは
共感、のほうを意識して
「怖いけど、なんでそんなことになったのかしら」
と冷静に分析するつもりで
「テレビではそう言うけれど、それ、実際どうなのかしら」
と自分を外側に置いて観ることです。
番組を批判する、ということではありません。一緒に、検証してみるのです。
気をつけていても、もし、ネガティブな感情を受け取って疲れてしまったら、エネルギーの高い場所(神社などのパワースポット)へ行ったり、塩やホワイトセージで自身を清めたりしてリセットすることをおすすめします。
最後、話が脱線してしまいましたが、大切なことは
共感はしても、同情はするな
です。
これを肝に銘じて、自分にできることを相手のために実践してみてください。
受け取ったエネルギーを+(プラス)に変えて、世の中に送り出すことです。
泣いている子に「そばにいるから、大丈夫だよ」と笑顔で抱きしめてあげてください。
一緒に泣いていてはいけません。
共感力の高い貴女だからこそできることが、何かしらあるはずです。
きっとご相談者様は心の優しい方なのだと思います。
優しい人には、心で受け取った他人の痛みを強さに変える力があります。
だから、優しい人のそばにいると力が湧いてきて、元気になれるのです。
長くなってしまいましたが、
少しでも、お役に立てれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。