スピリチュアルカウンセラーのエマです。
先日、サロンでのカウンセリングでこんなご相談がありました。
ご本人の許可を得て、ご相談内容をシェアさせていただきます。
「やっと念願の子供を授かり出産し、子供も順調に育ってくれているのに…心から愛してあげる事が出来ません。
現状から逃げ出したくなる事が何度も何度もあります。週に1度母が預かって見ててくれるのにも関わらず出先では子供ばかりに目がいき、うまく気分転換も出来ないという矛盾…。
ちゃんと育児しなきゃという完璧を求めてしまう…完璧な育児なんてない事を分かっているのに、完璧?を求め出来ない事を責めてしまう自分。。。
同じくらいの子供をもつママがキラキラしてて、子供に楽しそうに話しかけ育児を楽しんでるのを見て何度も自分を責める事しか出来ません。
子供の事は大好きです…大好きなのに…余計にその気持ちが自分を追い詰めてしまいます。」
今日は子育てに関してスピリチュアルな観点も交えながらこんな時、どんな風に考えれば良いかを書いてみたいと思います。
目次
子育てが辛いと感じる原因は「無意識に自分が決めたルール」に問題がある
「子育てが辛い」という経験はお母さんなら一度は必ずあると思います。
・泣き止まない
・ミルクを飲んでくれない
・夕方になるとぐずって夕食をまともに作れない
・寝たのにすぐに起きてしまう
・赤ちゃんの世話だけでなくほかにもやることがいっぱいでストレス
・家の中が散らかりっぱなしになっている
・自由に買い物にいけない
など他にもたくさんあるでしょう。
結論から言ってしまえば、子育てが辛いと感じる時は「無意識に自分が決めたルール」を守れなかったことが原因と考えられます。
例えば、
今あなたが自分の中で
「今日は一日10000歩、歩こう」
と決めたとします。
万歩計を夜確認するとまだ5000歩でした。
あと5000歩、歩かないと今日は眠れないという考えが頭をよぎります。しかしその日の外は大雪。どうでしょう。そんな時、守れなかったことに対してストレスを感じます。
同じように
「ちゃんと子育てしよう」
と決めたあなたの『ちゃんと』を自分で守ることができなかった場合、ストレスを感じるのは当然です。それが続けば続くほど、ストレスは蓄積されます。
この場合において大切なのは、その無意識の自分が自分に課している『ちゃんと』は具体的にどういうことなのかということです。
そこで自分が『ちゃんと』と思っていることを一度紙に書いてみることをおすすめします。
例えば食事のシーンひとつとっても
・服はシミ一つなくきれいに食べさせたい
・食べこぼしを床やテーブルに落とさないように
・お口のまわりを常に拭いてかぶれないように見張っていないといけない
・スプーンとフォークの持ち方を正しくさせたい
・好き嫌いをなくしたい
など、いろいろな『ちゃんと』が挙がってくるでしょう。
今回の相談者のケースもそうですが多くの場合、その『ちゃんと』が子育てを辛いと感じる原因を作っています。
子育てが辛いのは子育てに常に「正しい答え」を求めようとしているから
ここで考えてみていただきたいことがあります。
さきほど列挙した『ちゃんと』は本当にそうでなければいけないことでしょうか?
もしかしたら、その『ちゃんと』は今は必要ないかもしれません。
・だって、育児書に書いてあったから
・だって、ほかのママ友もそうだと言っていたから
・だって、自分の親もそうだったからそうしたほうがいいと思うから
という考えが頭をよぎると思います。しかし、それが本当にこの赤ちゃんにとっての「正解」なのかということを考えてみてください。
赤ちゃんがたくさん食べこぼしをして、お母さんの顔が鬼の形相になっていたり、スプーンの持ち方がどうのこうのといってお母さんがヒステリックに「ダメ」と叱っていたりする食事のシーンは楽しいでしょうか?赤ちゃんもお母さんと同じように泣きたくなります。
その子その子で成長の度合いもまちまちです。できることもできないこともあって当たり前です。
待ってあげるのも、愛です。不足に目を向ければキリがありません。
こんな時は「なんのためにそれをやるのか」という本来の育児の目的を考えてみることです。
まず、自分が望む家族の在り方を考えます。
例えば
・家族みんなで仲良く楽しく過ごす
・子供を健康に育て、自分も夫も健康である
ということが自分の目指すものだとします。
これに対してお母さんの『ちゃんと』が叶えられなかった時に発生する「イライラ」や「不満」はその目的にどう近づいているでしょうか?むしろその理想とは大きくかけ離れたものになってしまいます。
「イライラ」したお母さんの顔を見て子供は悲しくなる、旦那さんも八つ当たりされる、その結果コミュニケーションもうまくとれず、食欲も進まない、気になって寝不足にもなる、旦那さんも家庭が気になって仕事に集中できない、ミスも増える・・・など、いい結果には繋がりません。
こんなことにならないように一度、「こうしなければ」「ああしなければ」と考える思考を止めて、
「その行動は何のためにやっているか?」
という視点に切り替えてみることが大切です。
今、それを本当にやる必要があるのか?
今、それがベストなのか?
今、どうしてもそれしか選択肢がないのか?
をもう一度「目的」に沿って考えてみて欲しいのです。
多少散らかっていても、スプーンの持ち方が変でも赤ちゃんが健康で笑顔なら「今はそれでいい」と思えるよう、自分で決めた苦しい「正しさ」を一度疑ってみてください。
子育てが辛い時「赤ちゃんに選ばれた自分」という視点を入れてみる
「赤ちゃんはお母さんを選んで生まれてくる」
というのを聞いたことはありませんか?
スピリチュアル的な考えで何の根拠もありませんが、こう考えることは実際にメリットがあると感じています。
それは、お互いに「自分に対する責任と信頼」に繋がる考え方だからです。
例えば
「俺はこんな貧乏な家庭になんか生まれたくなかった!!」
と息子が暴言を吐いたとします。
母親が冷静に
「いいえ。あなたが自分から選んで母さんのお腹に入ったのよ。」
と言ったとします。
「はぁ??」
となると思います。しかし、自分がこの環境を始めからわかっていて選んで生まれてきた前提だと考えた時どうでしょう。「なぜ?」と思うのが当然です。そして、その「なぜ?」は人生で「何を学ぶために?」という考えに発展するでしょう。
人間は目的があると行動しやすい性質があります。
貧乏を経験することで別の本当の「目的」に気が付けば、人生を自分で変えるための行動のキッカケになるでしょう。
また、母親にとっても
「この子は自分を選んで生まれてきてくれたのだ」と思うことで、なかなか思い通りにいかない辛い育児でも「これも自分に対するな何かの学びの機会」と捉えて、愛と感謝を持って接することができると思います。
子育てが辛い時は自分への信頼を取り戻すことで解決できる
完璧な子供がこの世にいないように完璧な親もこの世にはいません。「完璧」という基準すら、不明確です。
自分が「こんな家庭にしたい」と決めた目的に沿っていれば、それがほかの家庭のやり方と違っていても何の問題もありません。問題は「自らが生み出した幻想」に過ぎないからです。
それよりも、「家族を笑顔にしたいからまず、自分が笑う」ということを考え、たまには自分が大好きな美味しいものを食べたり、スニーカーを脱いでハイヒールにミニスカートをはいたりしても構わないと思います。
近所の人がなんと噂しようとママ友がなんと言おうと「家族の笑顔」のために自分がそうしたいと思う事からやってみてください。
それを続けていると他人の評価が気にならなくなるだけでなく、
「なにがあっても大丈夫」
という自信がどんどん湧いてきます。
実を言うと、根っこの部分は「こんなに頑張ってやっているのに誰も褒めてくれない(特に旦那さんに認めて欲しい)」という拗ねもあるのです。
家族の幸せのために
まず、自分が幸せでいることは長い目でみれば「最優先」でやったほうがいい事
なのです。
お母さんの笑顔が赤ちゃんは大好きですし、そんな二人を見て旦那さんも仕事をこれまで以上に頑張りたいという意欲も湧いてくるでしょう。良い事の連鎖は心身の健康にも繋がります。
小さなお子さんがいらっしゃる方、泣きながらがんばる必要はありません。苦しい「正しさ」に縛られず、時には手を抜きながら、自分を上手に褒めながら小さなことは笑い飛ばしながら、自由に育児を楽しんでくださいね。応援しています。
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