【うちのお稲荷さんがいなくなった話】

こんばんは。

エマです。

 

GWも残りわずかになりました。今年は2年ぶりに緊急事態宣言がどの地域も出ていないとのことで各地の賑わいが連日テレビで取り上げられていますね。

 

どこかへお出かけしましたか?

 

今日は先日のLINEで、京都から帰ってきてからお稲荷さんといろいろありました、とお伝えしましたので、その時のことを書こうと思います。

 

 

 

お時間あります時にでも読んでいただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

皆さんは神社などでいただいたお守りはどうしていますか?

 

よく、「違う神社のお守りを一緒に持つと喧嘩する」というのを聞くのですが、いかがでしょう?

 

私自身、その辺のことはそのうちチャンスがあれば神主の資格を持っている友人に聞いてみようかなぁ、と思う程度であまり気にしていなったのですが、今回、実際に近しいことがありました。体験としてわかったことがありましたのでシェアしますね。

 

 

 

 

そもそも、石同士も多少の相性はあってもお守りってどうなのかな、神様同士が喧嘩するかな?そんなに心が狭い?人間らしすぎるのではなかろうか・・・???

 

というのがなんとなく、長年の思いでありました。

 

以前のブログでうちに龍神様が御岩神社からついてきた話をしたと思うのですが、うちのサロンの裏庭にはもともといらっしゃるお稲荷様もいて、喧嘩するとかないですし(というか龍神様はすぐどこかに飛んで行ってしまって、気づくといない、時々帰ってくる、など気ままです)どうなんだろう?という気持ちもありました。

 

石で言えば違う系統の子を一緒に腕に身に着けても(例えば、癒し系が得意な子とガツガツ勝負する系の子を一緒につけたら)、喧嘩はしないけれど、力を発揮しにくいというのはあっても悪い方向にはいきません(だって、石は持ち主を全面的に信頼してバックアップしている存在だからです)。

 

それで、コトが起こったのは3月に京都へ2泊3日で出かけてきて帰ってからです。

 

うちはサロン(お店)の裏庭にお稲荷様がいらっしゃいます。

 

そのお稲荷様はいつからいらっしゃるのかわかりませんがおそらく、前の土地の持ち主が勧請(かんじょう)したのでしょう。(もともとはご商売をされていた方の古民家を四半世紀以上前に父が土地と一緒に買い、そこで母が陶器店を営んでいました。私が高校生の頃です。)

 

だいぶ古くなっていたので私の代になって、お札を新しくいただいてきて祀っておりました。いつも駐車スペースから見える遠くのその祠に小さな狐さんが2匹(2体)見えるので「いらっしゃるのだなぁ」と思っていて、いつも手を合わせていました。

 

京都に出かける前日に、ふとみるとその2匹が手を振っているように見えました(尻尾を振っていたのかもしれません)。

 

「行ってくるねー!お土産買ってくるねー!」

 

などと話しかけて、その時ふと、3月に初午祭りがあったときにお札を新しくしていなかったことに気づきました。

 

心の中で「3月中に新しいお札をいただきに行けばいいかな。待っててね。」と思ったりしていました。

 

無事に帰ってきて、元気に送り出してもらった手前、やっぱり京都の八ツ橋というわけにもいかず「そうだ、お稲荷様の総本山伏見稲荷大社のお守りがあったから、それで報告しよう」と思い立ったのでした。

白い今戸焼の狐さんの人形が2体、祠にあるのですが、その真ん中に伏見稲荷大社でいただいてきた3センチ角くらいの白い紙に包まれた小さなお守りをそっと置いて、旅の無事を報告して感謝を伝えました。

 

うちのお稲荷様も伏見稲荷大社のお稲荷様も同じ親戚と考えていたからです。というか、伏見稲荷大社はうちのお稲荷様の実家、くらいのイメージでおりました。

次の日、サロンに来てふと、遠くにあるその祠をみましたら、なんと狐さんがいないのです。

 

正確には、いつも2体白いのが見えるのに、見えないのです。

 

「あれ?どこ行った?」

 

と近づいてみました。(駐車場から100mくらい離れています)

 

すると、なんと!!!!!!!

 

前日置いたお守りを挟んでその2匹(人形)が左右に倒れていました。

 

左右ですよ。地震なら、同じ方向に倒れますよね。

 

それが、扇を広げたように、左右にパタンと1匹は左に、もう1匹は右に倒れていました。

 

まるで、お守りを避けるように、です。

 

「わわわ・・・!?」

 

とりあえず、このお守りが原因かな、と思ってお守りを祠から出しました。

 

2匹を元にもどして、家に帰ってからお守りの中が気になって開封してみました。

 

白い紙を丁寧に開けてみると、出てきたのは強そうな1匹の狐の絵が描かれた紙でした。

伏見稲荷大社のご祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)様で、狐さんはお使い(ご眷属)ということになりますので、そのご眷属様を一体お借りした形となったようです。(ここでやっとそのことに気づく)

 

三峯神社の狼さんをお借りする感じです。

 

全国のお稲荷様は伏見稲荷大社から勧請されたと言われております。

 

倒れた狐の人形を元に戻したけれど、さてどうしたものか、、、、と正直困っていました。(内心、怒っているのかな?と)

 

そして、次の日です。

 

もう、倒れていませんように、と祠に確認に行きました。昨日もそうだったのですが、「行ってらっしゃい」と元気に見送ってくれた狐さん達の気配がなかったのがずっと気になっていました。人形を元に戻したものの、やっぱり抜け殻、という感じがしていました。

 

とぼとぼと歩いて祠に近づくにつれ、昨日直した狐の人形が見えてきたのでほっとしたのもつかの間、今度はまたまたあり得ないことが起こっていました。

 

狐さんの奥に木のお札が(かまぼこ板くらいの大きさ)あったのですが、それがなんと、真正面を向いていたのが90°東を向いておりました。

 

誰かが祠に手を入れて、立てかけなおさなければ絶対にそうはならない状態です。

 

「えええええええええええ!!!!!!!」

 

でも。狐さんの気配は相変わらずなく、どこかへ行ってしまったのかさらに心配になりました。ましてや、神様(木札)、そっぽを向いている・・・。

 

困った私は、一晩考えて、このお稲荷さんのお札をいただいている神社へ次の日、朝一で向かいました。

 

境内の本殿の前に立って、お賽銭をあげようとするとラッキーなことに、ちょうどどなたかのご祈祷がすんだところで宮司さんの姿が見えました。いつもは社務所の呼び鈴を鳴らして対応していただくのですが、本殿にいらっしゃったのです。

 

お客様のお見送りが済んだのを見て、

 

「すみません、新しいお札をいただきたいのですが。」

 

と声をかけました。

 

宮司さんが

 

「じゃ、社務所に一緒に来てください。」

 

とおっしゃるので境内の桜の木の話をしながら外の石段を並んで降りていき、社務所のところで宮司さんに初穂料と古いお札と2体の狐の人形を渡して外で待っていました。

 

社務所から、新しいお札と狐さんをもって宮司さんがでてきました。

 

「あなた、時間ある?」

 

と突然言われまして、「はい」と答えました。

 

すると、

 

「あのね、天皇陛下から勲章をもらったのでよかったら上がって見ていってください。」とおっしゃるのです。

 

畳の間に通していただいて、そこには立派な賞状(瑞宝中綬章)とメダルがありました。

(厚かましく、写真まで撮らせていただきました♪)

国学院大学の学長をされてらっしゃったことと経緯をお聞きして、たまたま私が昔お世話になった方とご友人ということがわかり、話が盛り上がりました。

 

そして、私も、話の流れで今日なぜお札をいただきにきたのかのコトの顛末をお話させていただきました。

 

すると、宮司さんがこうおっしゃいました。

 

「うちのお稲荷さんは伏見稲荷大社の稲荷とは全く関係ないんですよ。」

 

???????・・・てことは??????

 

「うちのお稲荷さんは鎌倉から来ています。笠間稲荷も有名ですが、時代としてはもっと古いお稲荷様ですよ。」

 

あーーーーーーーーーー。だからかーーーーーーー。

 

わたしのなかで、膝をポンと叩く音が聞こえました。

 

要するに、私は佐藤さんちに同じ佐藤さんという名字というだけで全くの赤の他人を連れてきて、平気で家に入れてしまっていたのと同じです。

 

しかも、その佐藤さんはアニメ『呪術廻戦』でいうところ五条先生みたいな特級術師で・・・みたいな(笑)。

 

私もこれにはびっくりしまして、宮司さんに

 

「やっぱり、違う神様同士はだめですかね?」

 

とおそるおそる聞いてみました。

 

すると、

 

「大丈夫ですよ、私も伏見稲荷大社のお札は一緒に置いてありますよ。」

 

とおっしゃいました。

 

お互いにいや嫌じゃないけど、エネルギーが違うから近くに置かないほうがいいのかな、というのは私がその時思った感想です。祠に狐さん3匹・・・うーん、やっぱり狭いよねぇ・・・ごめんなさい。

(想像するとこんな感じ 笑)

そんなこんなで、帰ってきてその日のうちに祠をきれいにお掃除して無事に新しい狐さんとお札をお祀りしました。

 

そして、次の日・・・・。

 

さすがに、もう、大丈夫だよね?

 

と手元にある伏見稲荷大社のお守りをさすりながら、サロン裏庭のいつも車を停めている場所からお稲荷さんを見ると・・・、ちゃんといらっしゃいました。

 

よかったー。

 

ほっとして、今度はちゃんともってきた本物の油揚げをお皿に乗せて祠に向かいました。

 

きれいになった祠の手前にお皿を置いて、両手を合わせて、

「ごめんなさいね。」

そう言って、まじまじと2匹の狐さんを見ると、

 

えええええええええええ!!!!!!!

 

右の子の「ヒゲ」が消えてる!!!!!!!!!!

 

なんで?なんで??????

 

冷静に。冷静に。。。。。

 

何もしてないよね、私。。。。。

 

(深呼吸)

 

左の子を見る。

 

(あるよね、ヒゲ。)

(ヒゲ、描き忘れたのかな。)

(マジックで私が描いてもいいのかな・・・(;^_^A

 

ま・さ・か・・・・・・・・・・・・・・。

 

私はスマホを取り出して慌てて文字を打ち込みました。めっちゃ、早打ち。

 

「お稲荷さん 人形 ひげない」

 

はい、きました。

 

よかった、オスとメス。

 

これぞ「きつねにつままれる」。

 

おあとがよろしいようで(笑)。

 

 

 

そんなこんなでお稲荷様がより身近に感じられる出来事でした。

 

伏見稲荷大社にまたお詣りした際には今回の出来事を報告してこようと思います。

 

最後までお読みくださいまして、どうもありがとうございました。

 

 

 

(御岩神社の龍神様の話はこちら)

 

(追伸)

 

皆さんも、もし、不思議な体験などありましたら是非、皆さんにシェアしたいのでこちらまでお送りくださいね。(ご応募が多い場合はすべて掲載できないこともあります。ご了承ください。)

https://ws.formzu.net/sfgen/S65533982/

私のポリシーとして、シェアする目的はあくまでも記事を読んだ方がそれぞれに自分の霊性を高めるきっかけとしてのヒントや気づきを得られたらいいなあ、と思ってのことです。

同じような体験を共有することで、わかることもたくさんあります。

そして決して、その方の体験を「正しい」とか「間違えている」とジャッジするためのものではありません。

 

 

スピリチュアルの世界では、その人へのメッセージはその人にとって一番わかりやすい形でやってくるもので、ある人にとってはイエス・キリストの姿で、またある人にとっては龍神の姿で、またある人にとってはご先祖様の姿で伝えてきてくれることもあります。

 

結局は同じ「真理」を伝えてきてくれるものなのです。

 

言語が違えば文化も違うように、表現が違うだけの話です。

 

ですので、「あなたの信じる神様は存在しない」とか「あなたの見たものは嘘だ」とかを議論したり、指摘したりすることはしたくありません。

 

皆がそれぞれに、自分の中の「霊性」と向き合って、実際に活用したい方はそれをどんどん目覚めさせればいいし、まだ怖いな、とか自分には必要ないな、と思う方は「そういう世界もあるんだな」という程度にスルーしていただいてよいと思っています。

 

一番、私が心配しているのは「こうしないといけない」「これではだめだ」と自分や他人を否定してしまう方です。

さらに、「これは合っていますか?」と誰かに依存してしまうことです。

合っているかどうかは、自身で検証を重ねるしか、ないと思っています。誰かの正しさは必ずしも、他人の正解と合致するものでもないからです。

すべては自由なのです。自分が必要と思えば掘り下げるのが良いですし、掘り下げなくても何の問題もありません。幸せは自分で決めればいいのです。自分が良いと思うことをやっていくのが一番だと思っています。

 

私はたまたま千里眼と呼ばれる家系に生まれ、親戚も占術師として古くから土地の人を占ったりしてきました。見えない世界にとまどい、たくさん悩んできて、石を使うのが得意なことに気づき、石を使ってたくさんの方の人生を好転させるお手伝いをさせていただき、気が付けば10年以上が経って今があります。

 

これからも見えない世界の理(ことわり)、つまり原理原則について模索しながら、皆さまが自分らしく今を生きるための多くの気づきを石と共にお伝えできたらと思っています。

 

私とご縁をいただき、そして最後まで読んでいただきましてどうもありがとうございました。



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