【『古代メキシコ展』へ行ってきました】

こんにちは。

スピリチュアルカウンセラーのエマです。

 

先日、日曜日に東京国立博物館で開催されていた『古代メキシコ展』へ行ってきました。

 

今日はそのことについて綴りたいと思います。

 

 

皆さん、メキシコって、どんなイメージですか?

 

私にとっては行けそうで行けない国、遠い、そんなイメージの国です。

 

よく石の買い付けで行っているツーソンですが、実はメキシコの国境付近なんです。

 

といってもアメリカは広いので、すぐそこ、という感じではないのですが、ツーソンに行くとスペイン語を話している人も多いし、メキシコ料理の店もたくさんあります。

 

ツーソンの風景からもおわかりのとおり、サボテンとかこちらでいうと、ふつうにその辺の桜みたいにあちこちに自生しています。(桜は自生ではないですが、それくらい歩けば、サボテン、という感じ)。

でもね、やっぱりなんとなく怖いイメージがあります。言葉も英語ではないし(これは自分の勉強不足で聞き慣れないという意味)、治安も日本に比べたら海外って、やっぱり不安ですよね。

 

ツーソンでさえ、アメリカの人口の少ない田舎町ではありますが、道を歩いているとホテルの窓ガラスに銃弾が撃ち込まれた跡とか(蜘蛛の巣みたいな形のあれね)、あとはファストフードとかでトイレを借りようとすると必ず、鍵を貸してくれます。

 

これは、トイレで犯罪が起こらないようにセキュリティのため、誰でも使えるわけではなくて、トイレの鍵をその都度、店員さんに許可を得てお借りするのです。

 

場所によっては、暗証番号を教えてくれます。暗証番号でトイレに付けられているダイヤルキーを開錠します。

 

日本のようにコンビニなど(物を買わなくても)貸してくれる場所はほぼないですよね。たまにスーパーとかはありますが、それでも従業員専用通路のような場所にあったり、まあ、こないだツーソンで借りたスーパーのトイレは壁に殴った穴が開いていました。

(写真引っ張り出してきました。。。そう、これ、スーパーのトイレ。グーだよね???びっくりして、思わず撮影・・・((◎_◎;)従業員も使うトイレなので、仕事で何かあったの・・・?( ノД`)シクシク…)

こ、怖い・・・。

 

さらに石の仕事をしていると、石の採掘される場所の話になるのですがバイヤーの方の話を聞いていると、南米は想像以上に個人旅行は大変だな、と思うわけです。特に私みたいに一人で移動するのは危険かなと。

 

なので、メキシコの遺跡とか行きたいけれど、いろんな意味で「遠いなー」と感じてしまうのです。

 

(ツーソンの路地に自生しているアガベとサボテン)

 

前置きが長くなりましたが、そんな憧れのメキシコの遺跡を感じられる展覧会があると聞いて、ずっと行きたかったのです。なんとか、最終日に間に合ったので(というか最終日)やっと行けました。

今回の目玉はなんといっても「赤の女王」のマスクやその装飾品です。

マヤ文明(7世紀後半)、パレンケ出土でパカル王の王妃と言われています。

 

こちらの王妃の遺骨が辰砂(しんしゃ)という赤い鉱物にまみれた状態で発見されました。「赤の女王」と言われる由縁です。

 

辰砂(しんしゃ)と呼ばれる水銀朱。いわゆる鳥居やお寺の什器にみられる「朱塗り」はこれです。ちなみに水銀といっても水銀朱は自然界に存在する無機水銀なので毒性はないのでご安心を。水銀にも毒性のある有機水銀と無機水銀、2種類あります。

 

余談ですが、ツーソンで知り合った中国人の女性はこの辰砂のブレスレットをしておりました。美しい赤い鉱物です。日本ではアクセサリーとしてはあまり見かけません。

 

そのほか、たくさんの翡翠のアクセサリーも出土し、また私が気になったのはマスクが孔雀石(マラカイト)で作られたということです。

 

マラカイトはエジプトのクレオパトラも目の周りに塗ってアイシャドーとしても使っていました。それは、マラカイトという鉱物が虫よけに役立つこと、色が美しいことがその理由です。パワーストーンとしても魔除けの効果も期待されていたと思います。

 

クレオパトラに関しては紀元前の話ですし、とにかく、石と歴史の関わりはとても興味深く、歴史と言えば権力者が主役となることが多く、その権力者のそばにはいつも鉱石(宝石、鉱物)があります。

(↑ こちらは黒曜石。日本では石器時代に「矢じり」として狩猟の際に使われました。オブシディアン、とも言いますね。)

(↑ 翡翠と貝の首飾り)(↑ 翡翠の首飾り)

とってもロマンを感じますよね。

 

悠久の時を経て、石は何を語ってくれるのか、直接触れてリーディングしてみたい衝動にかられます。

 

いずれにしても、過去から現在、そして未来へと続く人類の歴史、命のリレーの中で息づく石達が前世の記憶を呼び覚ますキッカケになることも少なくありません。

「ああ、ここ来たことがある」

「ここ、知っている」

 

そんな風景に出逢ったことがある人も多いはずです。

 

それは、日本に限らず、海外の風景や絵や食器や匂いも、そこに生きたはずの証としてどこか自分の魂に記憶されているからだと思います。

(96文字の石板。これ、解読した方、すごい・・・!これが文字だなんて、素敵なセンスです。) (不思議な絵柄)

(耳飾り。金も出土してます。オシャレです♪)

石が好きな方は是非、遺跡など訪れてみるのがおすすめです。

(アステカ文明。1469年~86年。『鷲の戦士像』。ジブリの世界ですね・・・(〃▽〃)ポッ)

石のエネルギーは自然のエネルギーそのものでもあります。

身に着けている石が、急に熱くなった!

という経験のある方もいらっしゃるでしょう。

石が時代を超えて何かと共鳴する時こそ、そこに持ち主のルーツがあるのかもしれません。

 

そんなことを考えながら、ゆっくり見させていただきました。

展示品の年代がビシッと明確なのも驚くべきことでした。

マヤ暦でおなじみのマヤ文明ですが、これほどまでに年代が緻密に特定できていることも暦を大切にしてきたマヤの先人達のおかげです。

いわば、現代に生きる私達へのプレゼントにほかなりません。

 

ティオティワカン、マヤ、アステカの歴史。

自然とともに生きた先人達の豊かな感性と知恵に触れられる心に残る展覧会でした。

貴重なものを見せていただけて、感謝です。

 

東京での展示はもう終わりましたが、これから、大阪、福岡に巡回するそうなので、お近くの方は是非、行ってみてくださいね。

(『赤の女王』 マヤ文明  7世紀後半)

 

(これは香台だそうです。香りも古来より重要なもの。)

 

(『死のディスク 石彫』 テオティワカン文明 300年~550年)

 

■九州会場

九州国立博物館 10/3~12/10

 

■大阪会場

国立国際美術館 2024/2/6~5/6

公式ホームページ

https://mexico2023.exhibit.jp/

 

本日も最後までお読みくださいまして、どうもありがとうございました。



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