【「ボランティアをしたら、エネルギーは減る?」お金とエネルギーの話】

こんにちは。

スピリチュアルカウンセラーの冥賀都子(エマ)です。

9/26の朝のLINEのメッセージに関するご質問をいただきましたので、回答させていただきますね。

エマ様

 こんにちは。いかがお過ごしですか。

今日の東京は雨模様です。随分涼しくなりました。

 9/26(火)のLINEメッセージについて、もう少し詳しく伺いたい、と思いメールを送らせて頂きます。

 「全てはエネルギーですから…」のメッセージです。

 例えば、自分の持っている知識や技能を活用して、ボランティア活動をする場合などはどうなのでしょうか?

 その活動を自分が楽しんでいて、そこから自分自身も学ぶことがある、と感じている限りは、金銭面での対価がなくてもすり減ることはないでしょうか?

 ボランティアで活動しようとしていることがあるのですが、専門知識が必要なことなので、ボランティアの域を超えるかな?と思う部分もあります。一方で、私自身がまだ学びの段階で、引き受ければ経験値は上がるし、キャリアアップにはなるから、当面はwinwinではあるかな、とも感じていて、どこまで関わって良いか、少し考えているところで、上記のメッセージを拝見したので、もう少し詳しく伺いたいな、と思いまして。

 シェアOKですので、お時間がある時にご回答下されば幸いです。

nano.

 

9/26の私がお送りしましたメッセージです。↓

【今日の開運メッセージ】

全てはエネルギーですから エネルギーのいることを 無理して 無償で教えたり、あげたりするのは 自分のエネルギーが枯渇して いつか自分が使い物にならなくなります。

だから 自分のエネルギーが疲れそうなことには 近寄らないこと。

よく考えて、それをしても良い相手かどうかを見極めること。

それか、ちゃんと対価を受け取って エネルギーバランスが整うように お互いのエネルギーに配慮しましょう。

お金はそういう時に使うものでもあります。

お金はエネルギーですから、目に見えるものだけでなく、見えないものも受け取ったり手放したりできるのです。

自分を守る時にも、お金は役立ちます。

 

まず、大前提として

「無償」が良い事とか悪い事、という視点で書くつもりはないということをお伝えしておきますね。

それは、その人や環境など状況によって、

「ある面」では良い、「ある面」では悪い

ということがあります。

これから書くことは

お金が持っている、「エネルギー」の話です。

お金がどう、自分の人生に影響を与えて、どう人に役立つのか、の話をしたいと思います。

たぶん、すごく長くなると思うのですが、なるべくわかりやすく書きたいと思いますので、是非、お時間あります時にお付き合いいただけたらと思います。

 

 

Nanoさんのご質問の

 

その活動を自分が楽しんでいて、そこから自分自身も学ぶことがある、と感じている限りは、金銭面での対価がなくてもすり減ることはないでしょうか?

 

 

ということにつきまして、補足させていただきますね。

 

結論から言いますと、

 

ご自身が「楽しんでいて」「自分のためにも相手のためにもなっている」「WIN-WINである」「心地よい」と感じるのであれば、

 

「無理をしている」状況ではないので

 

その活動をすることによって、自分は相手から見えないエネルギーを享受しているので(例えば、嬉しい、ありがたい、楽しい、自分も得るものがある)すり減るということはないと思います

 

ただ、

 

その活動をすることによってwin-winではなく、win-loseの関係ならば、その人のエネルギー(生きる活力ともいうべきでしょうか)は減っていきます。

 

私が

 

「自分を守る時にも、お金は役立ちます」

 

という表現をしました。

 

金銭面での対価の話は

 

このloseの状態に自分がある時に、それをwinに変える方法として(win-lose→win-winへ)、

 

お金というエネルギーを使う方法もあるよ、という意味です。

 

 

ここで、

 

エネルギーがすり減るというloseの状態から

 

「お金」を使ってwinにするというのはどういうことか、について

 

もう少し掘り下げて書いてみます。

 

 

 

エネルギーがすり減る(つまり、lose)

 

ということを体感的に感じるのは例えば、

 

「疲れた」

「嫌だな」

「不愉快」

「モヤモヤする」

「イライラする」

「がっかりする」

「悲しい」

「つらい」

「見たくない」

「考えたくない」

「近寄りたくない」

「逃げ出したい」

「怖い」

 

ということが挙げられます。

 

実際に減っているというのは見えない部分です。

 

目に見えて何かが減っているわけではなく、

 

「元気がなくなる」

 

状態です。

 

元気、という言葉は

 

「気」を「元」に戻すと「元気になる」

 

つまり、

 

自分にもともとある「気」がなんらかの影響で

 

通常の状態ではないことを指します。

 

 

元気がない=エネルギーを何かに使っていて、疲れるから、「気」が減ってしまい、落ち込んだり、気分が滅入ったりする

 

ということです。

 

目に見えてその元気がない状態がわかるとすれば、

 

顔色が悪いし、食欲も湧かないし、外に出るのも億劫だし、仕事に集中できないし、人に優しくできないなど

 

ということが挙げられるかもしれません。

 

いろんな弊害がでてきます。(ここまできてやっと視覚化できます、周囲の人も気づくかもしれません)

 

友達と遊びたくないし、旦那様や子供にイライラして八つ当たりするかもしれないし、アルコールやギャンブルで憂さ晴らしする人もいるかもしれません。

 

仕事に集中できなくなって、続けられなくなり仕事を辞めることになったり、職場の人間関係に影響が出たり、収入がさがったりするかもしれません。

 

そんな時、

 

元気を出すために(「気」を「元」に戻すために

 

皆さんだったら、どんなことを積極的にするでしょうか?

 

例えば、

 

・好きな音楽を聴く

・温泉に行く

・アロママッサージを受けてリラックスする

・好きなアニメの漫画本で全巻、朝から晩まで読む

・推し活の大好きなアイドルのコンサートに行く

・映画館に行って思い切り感動して泣く

・美術館に行ってアートに触れる

・料理をする

・ペットと触れ合う

・ガーデニングをする

・ソロキャンプをする

 

いろいろあると思います。

 

人によって好きなこと、趣味が違うので、もっと出てくると思います。

 

そして、

これらのことをさあ、やろう!!(行動しよう)

 

と思った時に必要になってくるのが

 

「よおし、がんばるぞぉ~!!」

 

という掛け声・・・も必要ですが、

 

まずは

 

「お金」

 

です。

 

もちろん、自然の中にゆっくりする、というのはお金がかからないことかもしれませんが、その「自然の中へ行く」ために車で行くならガソリン代がかかり、自転車で行くなら、自転車を持っていないといけません。徒歩で行くにしても、もし雨が降っていたら、傘が必要です。

人間は何かをしようとすれば、そこにはどうしても「お金」がかかるのがこの3次元に生きる私達の宿命です。

 

お金のかからないことで、元気がでることを探せれば最高ですが(例えばその場ですぐにできる瞑想やヨガ)、それよりももっと早く、元気を出す方法があるならば、早くそうしたいと思うのが人間です。

 

loseを「お金」を使って早くwinに持っていく、ということができるわけです。

 

ここで、お金というものが持つエネルギーの影響について書いてみます。

 

これから書くことは、win-winにならない状況(つまり、win-lose、相手はwin、自分はlose)をそのまま放置した場合に起こることについてです。

 

例えば、500円で買える幸せがあります。

 

(ここからは想像力MAXでお願いします!!m(__)m)

 

登場人物は、新入社員として会社に就職して1年目の女性だとします。

 

会社で嫌なことがあった帰り道、お花屋さんの前を通ると可愛い花があって、少し立ち止まって見ていたとします。彼女はホッとして、部屋にこのお花を飾ったら、もしかしたら少しは元気がでるかもしれない、そう思ってその花を買ったとします。

 

それは500円の小さな花束だったけれど、この花によって、癒されて、少し冷静になり、その日のできごとを振り返って「今日、先輩があんなに激しく起こったのは私のために必要だったからだ」と思えました。

 

ちょっと元気がでて、明日も頑張ろう、そう思えました。

 

500円のお花が彼女にとってはプライスレスな価値の感情をもたらしてくれて、短時間で幸せな気持ちにして、元気をくれたという例です。

 

しかし、もし、彼女がこの時500円を持っていなかったら、この体験はできなかったわけです。

 

ところで、

彼女がもし、1円も持っていなくても、この体験をできる方法が実はあります。

 

それは、お花屋さんに交渉するという方法です。

 

彼女は今にも死にそうな目でこうお花屋さんの店主に言います。

 

「私は今、お金を持っていません。

でも、会社で嫌なことがあって、ひどく落ち込んでいます。

今、もし私がこのお花を手に入れたら、きっと幸せな気持ちになって、元気になると思います。だから、こんな素敵なお花を売っているあなたなら、きっとわかってくれると思うのですが、私のために、このお花をください。」

 

このお花屋さんはそんな彼女を見て、譲ってくれたとしましょう。

お花屋さんの店主は実はかつてこの彼女と同じ経験をしたことがあったからです。

 

毎日、毎日、終電まで仕事を頑張って働いてきた過去があります。

 

もう無理、頑張れない、もう、ダメだ・・・自分を否定して、自分を責めていた過去、会社の帰り道、ふと道端で夜遅くまで営業している小さな花屋の前で通りすがりに見かけた花があまりにも綺麗で涙が出てきました。

 

そして、その花を買って帰り、疲れ切った身体をソファーに投げ出しながら、その花の美しさに癒されて、もう少し頑張ってみようと思えたのでした。それから、脱サラして花屋になったのです。

 

花でこの世の中を明るくしたい、元気にしたい、すこしでも疲れている人の心を癒したいと思ったからです。

 

だから、この女性に、あの頃の自分を重ねて、今自分ができることとして、その花を譲ったのでした。

 

ところがです。

 

元気になった女性はそのことをSNSにあげて、素敵なエピソードとして紹介しました。

 

すると、そのお話に感動した人からお花屋さんにメッセージが届きました。

 

「素晴らしいですね。」

 

そして花屋さんはとても嬉しく、誇らしい気持ちになりました。

花屋になってよかったと思いました。

 

と同時に、「私にもお花をください。私も元気になりたいです。」という人が現れました。

 

そして、お店に来たその人に最初の女性と同じように苦労話を聞きながら、励まして、お花をあげました。

皆、目を輝かせて「きれいな花、癒されるわ」と喜んでくれました。

そういう人が時々、現れては泣きながら「私も元気になりたいです」と打ち明けるのでした。

 

そして、お花屋さんはとても優しい人だったので、一人にだけ特別にそうするわけにはいかない、と「私にも花をください」という人にタダであげ続けました。

 

しかし、

 

日に日にそういう人が増えていき、ある日、苦情が来ました。

 

「お金を出して買っている人がいるのに、なぜ、お金が払えないという人にタダであげているのですか?」

 

そう言ってきたのは近所でフラワーアレンジメント教室をやっているいつもたくさんのお花を注文してくれるお得意様の女性でした。

 

お花屋さんは、少しでも花で癒されてほしいと思っていたし、お金のない人にも幸せを感じてもらえるように、自分にできることを好意でしているつもりでした。

 

しかし、そのうち、お金を払ってお花を買っていた人は去っていき、タダで欲しがる人ばかりが来るようになりました。

結局、店主の店は売上がないものですから、経営不振になり、家賃が払えなくなり、花の仕入れもできなくなり、廃業に追い込まれました。

 

ついにお花屋さんは、もう、花を売ることができなくなりました。

お花屋さんが描いた花でみんなを幸せにする、という夢が消えていきました。

 

誰かを幸せにしたいと思って始めたお花屋さんでしたが、自分が健全な経営ができなければ結局は自分も含めて誰も幸せにできないことにやっと気づいたのでした。

 

この話は作り話ですが、win-winになっていないことを続けた結果です。

 

そして、重要なポイントは

店主がどこかの段階で「今、自分はloseかもしれない」と薄々感じていた違和感をそのまま放置してしまったということです。

チャンスはいくつかありました。

リピートしてくださっていたフラワーアレンジメントの先生が来なくなった時、お花屋さんは悲しかったはずなのです。

 

 

 

このお話は、お金を介さなかったために

 

はじめはwin-winの状態がいつのまにかwin-loseになった例として

 

書いてみました。

 

 

店主は元気になってほしいから、「お金」というエネルギーを受け取らずにタダでお花をあげました。

 

店主は純粋な優しさから無償の愛をあげていました。

 

それなのに、店は潰れてしまいました。

 

花を受け取った人は感謝をSNSにあげただけですが、それによって今度はタダでお花が欲しいという人を呼び寄せてしまいました。

 

店主はお花を通じて愛をあげたかったので、断りませんでした。

 

店主はお花は人を幸せにすると思っていたのに、皮肉にも店主の夢は破れ、幸せは遠ざかっていきました。

 

 

「お金はエネルギーですから、目に見えるものだけでなく、見えないものも受け取ったり手放したりできるのです。 自分を守る時にも、お金は役立ちます。」

 

 

とLINEで書いた意図は

 

この「お金」がもたらすこと、お金によって近寄ってくる人がいたり、お金によって離れていく人がいたりすることの事実です。

 

もちろん、お金で花を仕入れるという物質を手に入れるという対価としてのお金の使い方もあります。

 

しかし、

 

自分を守るために(自分ではなく誰かがloseになるような状況も含めて)

 

お金を適切に介在させる

 

ということをしたほうが結果、良い状況になることも多いのです。

 

場合によっては(時と場所、状況にもよりますが)

 

自分も健康を損なう、あるいは倒れる、また養っている妻子も養えない、あるいはそれに付随する誰かを傷つける

 

ということも出てくるからです。

 

その人(お客さん)を大切に思うからこそ、あえて「お金」を介在させる、ということもあるわけです。

(お花屋さんが廃業したら、お客さんはお花が買えなくなるので、お客さんのためにもならない)

 

つまり、この場合は花で多くの人を笑顔にしたいという目的があるからこそ、店主にはお金が必要だった、ということです。

 

 

Nano.さんも書いていらっしゃるように

 

「ボランティアで活動しようとしていることがあるのですが、専門知識が必要なことなので、ボランティアの域を超えるかな?と思う部分もあります。一方で、私自身がまだ学びの段階で、引き受ければ経験値は上がるし、キャリアアップにはなるから、当面はwinwinではあるかな、とも感じていて、どこまで関わって良いか、少し考えているところで、」

 

 

その

 

「どこまで」

 

の判断が

 

自分がloseと感じる状況、

 

これ以上は負担だと感じる状況を

 

見極めることが必要な時期がいずれ来るかと思います。

 

それは本当に個人差があると思います。

 

生死にかかわるような状況から、もっと軽い状況まで、その個人の性格や懐具合や学習意欲や叶えたい夢によって、

 

「ここまでは大丈夫」

 

という度合が違うからです。

会社やビジネスの場合は

 

「損益分岐点」

 

というのが一つの指標になるかと思います。

 

初めは無料だったサービスが後から有料になる、ということも会社経営においてはよくあることです。

 

それは

 

それ相当のエネルギーを使うことであればあるほど、

 

自分が倒れてしまっては

 

何もできなくなるからなのです。

 

何か大きなことをやろうとしたときに、ここまでは自分のキャパの範囲内、でもここからは無理、というのが必ずあります。

 

その時、

 

誰かの手を借りる、ということになることもあります。

 

しかし、

 

その誰かの手にも、そのバックグラウンドには家族がいたりするわけで、そうなると「お給料」というものが必要になるかもしれません。

 

無償で手伝います、という人もいるかもしれませんが、よほどお金に余裕のある人でない限り、現実問題、なかなかそういう人を探すのは難しいという現状もあるでしょう。

 

「無償」

 

ということ自体は誰かを救ったり、自分も救われたり、という良い面もたくさんあります。

 

なので、判断がとても難しいのですが、

 

心や身体が苦しくなったら、それは

 

「考えるべき時がきたよ」

 

というサインだと思います。

 

人間は完璧ではないからこそ、助け合い、寄り添ったりして生きるのことは本当に素晴らしいと思います。

 

私も、海外で一人旅をしていると、

本当にたくさんの人に助けていただきます。

場所がわからないと言えば、自分の時間を割いて、丁寧に教えてくださる方もたくさんいらっしゃいます。

時間、というのも「命」です。エネルギーです。

ありがたいといつも手を合わせています。

 

ただ、大前提として、

 

「自分が自分で立てる状態(自立)」になっているからこそ、誰かの支えになれるということを意識しないと長くは続けられないと思います。

 

自分が泥沼に立っていれば、誰かを背負ってあげたとしても、いずれ一緒に沈んでしまうからです。

常に、自分はどうなっているのか、その人を背負っても大丈夫なのか、自分の健康は?自分の足元は?天気は?風は?

刻一刻と変わる世の中だからこそ、どこにエネルギーを注いで、どこを見て、進んでいくのかということを見極めながら、状況によっては自分のやり方を変える、というのも大切なのかな、と思います。

 

 

 

ここまで長々と書いてしまいましたが、

何かお役に立てれば幸いです。

Nano.さんの素晴らしい志が多くの方に届きますよう、今後のさらなるご活躍を心よりお祈りいたしております。

 

ご質問をいただきまして、どうもありがとうございました。

 

 

そして、これを読んでくださった方へも感謝いたします。

最後までお読みくださいまして、どうもありがとうございました。

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