こんにちは。
スピリチュアルカウンセラーの冥賀都子(エマ)です。
<はじめましての方へ♪>
石を通じて、LINEやブログから人生を心豊かに生きるための方法をお伝えしています。
私は6月下旬にフランスのサンマリーというところで毎年開催されているミネラルショーへ行ってきました。
世界中から鉱山主やベンダーと呼ばれる出展者が参加して、鉱物や宝石の取引が行われる展示会です。
どんな旅だったのか、どんな石達に出逢えたのか、また旅先で起こったことなどを思い出しながら書いてみますね。
(パリの街角)
旅の間、現地では列車移動の間とホテルでの夜の時間に4本動画を作り、昼間は買付、取材や下見、取引先への挨拶などを終えて、フランス国内移動距離1,500キロ、一日平均12,000歩を歩きました。
バタバタ、とりあえず繋げただけの動画でしたのでクオリティは悪く、見づらい、聞き取りにくい場面もたくさんあったと思いますが、リアルタイムでお伝えしたかったので、見てくださった方、どうもありがとうございました。
日程は
6/26出発、7/4帰国の予定を組んで、到着時パリに1泊、移動してサンマリーに3泊、パリに戻ってから3泊です。
一人旅なので、いろいろ自由ではありますがミネラルショーは参加自体に事前登録でチケットを買ったり、列車を予約したり、またミネラルショーの時期はどこも宿が満室になるので今回の買い付けの計画は2023年の10月から始めました。
ただ、サンマリーの情報がネットで探してもあまり出てこなくて、これには苦労しました。
行ってみてわかったのですが、とにかく遠いのとフランス語オンリーの世界なのと、列車の乗り換えもヨーロッパの駅は大きいのと、システムがよくわからなくて、というのと情報を整理するのに時間がかかりました。
あとはアメリカに住む知り合いの石屋さん情報では(彼はいろんなミネラルショーを知っているプロ)ドイツからレンタカーを借りて、フランスに入国すると言っていました。
ただ、私も国際免許証は持っていてアメリカは運転したことありますが、ドイツ国内からフランスへ・・・というのはけっこうハードルが高いなと思いました。ドイツは20代に2回行ったきりですし、あのころはまだ€(ユーロ)紙幣もない頃でドイツマルクの貨幣を使っている古い時代。フランスだってフランだったし、イタリアに関してはリラで、という。
いろいろ古い記憶を思い出していたら、やっぱりパリから列車で行こう、という考えになりました。
パリからは約500キロ離れています。
(地下鉄4番線で東駅へ。アルザス地方へ向かう列車に乗り換えます。)(地下鉄の椅子。いつ見てもなんか、オシャレ。)(この掲示板を見ながら、発車時刻と何番線ホームかを確認します。20分くらい前にならないと、ホームは確定しません。)
(広い駅の構内。ここからイタリア、イギリス、ドイツなどいろんな方面へ行けます。)
サンマリーのミネラルショーは世界三大ミネラルショーのひとつで世界規模で第二位です。
ちなみに、
一位はアメリカ ツーソンミネラルショー
(2024年で96回目、44か国+アメリカ42州より3,500社が出展、来場者数 60,000人、開催期間 21日間)
です。
比較すると、フランスのサンマリーミネラルショーは
(2024年で59回目、45か国より1,000社が出展、来場者数 42,000人←2023年の実績 この年ミュンヘンショーの来場者を超えたそうで世界2位になりました、開催期間 5日間)
もうひとつは、ドイツで開催されるミュンヘンショーです。
(2024年で60回目、64か国より1,000社が出展、来場者数 35,000人←2023年の実績、開催期間 4日間)
サンマリーは隣はドイツ、スイスという国境付近のアルザス地方で開かれる鉱物の祭典です。
サンマリー ミネラルショー(フランス)公式youtube
実際、今年初めて参加しましたが、日本からはとんでもなく大変な行程であることが正直な感想で、日本を朝9時30分の飛行機で出発、到着したのがフランス時間で18時。その日はパリに一泊、翌朝8時にホテルを出発、列車3つ乗り継いで、さらに路線バスに乗り、会場に到着したのは15時過ぎです。
時差が7時間ですから、日本時間で換算すると羽田空港を出発して42時間後にミネラルショーに到着、という感じです(パリ泊入れて)。
これはなかなか情報が出てこないわけでして・・・(´;ω;`)ウゥゥ
列車も途中、1時間20分遅延しましたし、実際の会場では路線バスがあったのでそれを利用していましたが、実はシャトルバスが運行していたりと。それに、路線バスも観光案内所で聞くと、ミネラルショーの間は停留所は2カ所に限定されていて普段街の住民が使う停留所はその期間は停まりません。
(バスの車窓から「サン マリー オー ミーヌ」と読みます。MINEは鉱山の意味。)
なんともややこしく、しかし、実はフランス語で検索するとミネラルショーの情報はいくつか出てくるので、言葉の壁を感じる旅となりました。
ミネラルショーでは英語を話す人がお店には必ずいるので、そこは問題ないのですが、とにかく会場を一歩出たら、自力でなんとかするしかありません。日本人にはカップルで一組、見かけただけです。もちろん日本語を話す人はいませんし、看板の表記もフランス語とドイツ語が主で(国境付近という理由と、歴史的にフランスになったり、ドイツになったりした土地だからです)英語が小さく書いてある程度です。
路線バスが故障して1時間遅れてきたこともあり、その間は動画編集とかやって過ごしましたが今度はスマホのバッテリーとWifiのバッテリーが切れたらどうしようとか、考えるわけです。予備でiPadも持ち歩いていますが、とにかく石が重いのでなるべく軽装でと思うとそんなにバッテリーばかり持ち歩けないのが現状です。
(シャトルバス)(バスが一台通れるくらいの道幅しかありません。なので、一方通行です。) (会場の建物のところが日陰なので、みんな座って休んでいます。)
私がどんなに力持ちでも(けっして華奢ではないので)やはり限界があるので、本当は欲しかったなぁ、と思う大きな石も実際ありました。
今回のショーでは山間部ということもあるためか、業者さんもトラックでは入れないような道が多いこの街では比較的小さな鉱物が多かったです。
ツーソンで見かけるような人間よりも大きい鉱物の展示はあまり見かけませんでした。
買っても車で来ている人以外、運べないし、船便で後から送ってもらうにしても、、、うーん、という感じです(円安、輸送費も高い)。
現地は山間部なので寒いかな、と思って(気温も調べてきましたが気温差が大きい)セーターなども持ってきましたが、実際は陽射しが強くて日陰はまだ良いのですが、とても暑かったです。サングラスを持ってくればよかったと思うくらいでした。日本の5月の暑い日、という気候です。
蒸していない分、身体の疲れにそこまで影響しない程度で良かったです。
肝心な石達は・・・
ドイツ、フランス、ベルギーなどヨーロッパの出展者が多く、特に私的に嬉しかったのは「マダガスカル産」の鉱物が多かったことです。
アフリカも近いので、アフリカからの出展者もいらして、レアなカクタスアメジストとか手に入りました。
アフリカって、皆さんご存じ、ダイヤモンドが産出される地域で、未開の土地、今だ資源の宝庫です。マグマ系の鉱脈なので、インクリュージョンが少なく、純度の高い鉱物が産出される傾向にあります。
小さい鉱物が多く、変わった鉱物をみなさん持ってきていたようにも感じます。
アメリカとかですと、テントの下にアメジストをドーン!!ローズクォーツをドーン!!と山積みにしている光景がよく見られますが(それが悪いというわけでなく、石を選ぶのに手に取りにくいので選別しにくいという難点があります)、今回のショーではテントの下にきちんと整列してあるので一つ一つ手に取って選びやすかったです。
(これは非売品のカクタスアメジスト。濃い紫色で大きい。エネルギーも高いですね。)
(珍しいブルーフローライトの大きな結晶。)(水晶とパイライトの共生。大きかったです。非売品。)
(ネフライトの専門店。初めて見たかな。しかも置き石タイプは珍しいです。日本では、同じジェードでも翡翠のほうが人気ですね。※ネフライトもジェードと呼びます。)
(これはフローライトとパイライトの共生。これも初めて見ました。いやー、高杉。(笑)今回は見送り。)
(大きなインローズクォーツの結晶石)
私の場合、だいたいお店から発せられるエネルギーを見て、店主と言葉を交わし、それから石のエネルギーを見て、鉱物としての価値を検討して、という順番で石を選んでいくのでやみくもに店舗に入ってひやかし、という買い付け方はしません。決められた時間内で効率的に良い石を探す方法はこれが一番自分に合っていると思います。
それで、動画の中でもお話したのですが、「撮影NG」というお店もありまして、なんとなく売る側の立場(お店のスタンス)に立つと遠慮してしまう自分がいます。近年、NGは多くなりました。SNSで拡散してくれるのは嬉しい、ウェルカム、というお店もあれば、勝手に上げないで欲しいというお店のマーケティングスタイルの違いですね。
なので、「撮影OK」かを聞いてからにしています。撮影しておいて買わないのはやっぱり私としてはマナー違反、という気持ちがありますので(同業者に聞いてみるとそこまで考えていないと言っている知り合いもいますが)私はできるだけ自分が買ってから、撮影許可をいただいて撮影しています。
一部、最初から「撮影OK」と表示なり札がかかっているところでは撮影させていただいています。
なんだか、いろいろそういう意味では難しい世の中ですね。
というわけで、あちらで「こんなの買い付けたよー!!」というのを配信したかった(画像でも)のですが、買ったあとではきれいにガッツリ梱包してくれたりしたあとで場所を移動して荷ほどきをするのも、、、と思い(多いし、時間がない。。。)結局、ホテルに帰っても何と何を買ったというメモをしているうちに撮影できる自然光はなくなり、(海外のホテルはライトは薄暗いですね)ミネラルショーの後で予定している「モネの庭」での撮影の時しかチャンスがないという感じになりました。
(お昼は路上で販売のプレッツェルとレモンティー。アルザス地方といえば、プレッツェル。アメリカと違って、ドイツやアルザスなどのヨーロッパ圏ではイースト菌入りの発酵生地で大きく焼いたパンタイプのプレッツェルが主流です。ベーグルに近い食感で岩塩がまぶしてあります。
ちなみに、ストレートのティーはフランスでは通常販売しておらず、たいていピーチ味、レモン味、ミント味などフレーバーティーのみ。さらに、私の好きなアイスコーヒーはありません。コーヒーは基本、エスプレッソ。パリのカフェでも冷たいコーヒーはメニューにさえ、ありません。)
フランスの夜は日没が22時近いのでいつまでも明るいのはいいのですが、明るいからといって夜更かししていると朝は5時には明るいので、寝不足になります。
さっきのメモというのも、これは日本に持ち込む際の関税の関係で、何をいくらで、というのを提出しなければならないのですね。輸入ですから、当然、消費税と関税がかかってくるので、それを入国の際に申告するのです。
以前、ツーソンから帰国後にあまりにも数が多すぎて、成田に一泊して書類を作成し、税務申告を翌日の朝一で成田空港へ戻ってして、ようやく自宅に帰ってきました。
なので、その書類ができていないと日本に着いてからがまた大変なのです。小口輸入の大変さですね。そういうのも一つ一つ、知らないことで苦労して、クリアして、という・・・繰り返しでだんだん効率的にできるようになる。経験て大切ですね。
・・・とここまで書いて、なんだか石の話がでてこない・・・(;^_^A
石さん達のリーディングなどは販売の時にあらためて、サイトに書きますね。
ミネラルショーの様子はこちらです。
パリに戻ってから、
・ジヴェルニーにある「モネの庭」
・パリにある「奇跡のメダイ教会」
に行きました。
(『モネの庭』へ直通のシャトルバス。片道5ユーロです。)
(もたもたしていたら、韓国人の方が「そこ、空いているわよ!」と教えてくれました。満席です。)
「モネの庭」では一部の石達をアチューメントしてきました。
やっぱり自然の風景と石はいいですね。癒されます。
(モネが43歳から晩年過ごした邸宅の内部は一般公開されています。アトリエ、奥様アリスのベッドルーム、キッチン、リビングも見学できます。モネが亡くなったのは1926年ですので、もうすぐ没後100年。今年の秋には、国立西洋美術館で『モネ展』が開催されます。楽しみですね。公式HP https://www.ntv.co.jp/monet2024/ )
<見どころ 公式HPより>
https://www.ntv.co.jp/monet2024/highlight/
(アトリエの壁一面に飾られている絵)
(中庭。庭師の方が一生懸命にお手入れしていました。綺麗に管理されています。)
(モネの浮世絵コレクション。部屋に沢山飾られていました。231点所有しているそうです。)
モネの邸宅、庭の様子はこちらです。
モネの庭の次の日は『奇跡のメダイ教会』へ行きました。
ホテルから一駅です。
(礼拝堂入り口の扉の前にある像)
(壁にカトリーヌ・ラブレさんの物語が書かれています。) (礼拝堂入り口の扉)(向かい側は世界最古の百貨店と言われる「ボンマルシェ」)
(通りに面した壁は昔のままのようです。「レース」とフランス語で書かれています。)
「奇跡のメダイ教会」は実は昨年も訪れていて、ここのメダイがいわゆる全世界に広がった「メダイ」というモチーフの原型です。
1830年、今から200年前にコレラが流行った時代にマリア様からのお告げを受けて、カトリーヌ(カタリナ)・ラブレという女性がメダイを作って配ったところ、疫病が治ったという話から世界中に広まりました。
そういう意味ではここの教会で売られている「メダイ」が本物のメダイということになります。本家、本元という感じですね。
転売禁止なので(ご利益という意味では当然のことですが)お土産に買って行かれる日本人は多いそうです。
日本人は神社でおみくじや御守りを買う習慣がありますので、そういう意味で、宗教の信仰というよりも「開運アイテム」としての意味付けが強いですね。(もちろん、深い信仰のもと、そういったものを身に着けるのがもともとの意図だとは認識しています)
私自身、何かの信仰を押し付けたり、この石を持て、持たないと悪いことが起こる、などとは決して言いたくないですし、すべては自由意志だと思っていますので、お土産として買っていきますが、「メダイはちょっと・・・」という方は正直に「メダイじゃないのがいいです」と言って大丈夫ですからね。
(只今 <7/12の記事です>、15,000円以上お買い上げの方にフランスのお土産プレゼント中です。なくなり次第、終了です。ちなみに、数の都合上、お土産のご指定はご遠慮ください。メダイはいりません、というのだけはおっしゃってもらって大丈夫です。)
小さな教会なのですが、内部の祭壇の装飾が美しくて好きです。撮影禁止なので、絵葉書でご覧ください。
昨年フランスを訪れた際の記事ですが、どんな教会かメダイ教会のことを書いていますので、読んでみてくださいね。
それからですね。
ミネラルショー会場の近くの街に、買い付けが終わってパリに戻る前に訪れました。
・コルマール
・ストラブブール
という街です。
ミネラルショー近くの街、アルザス地方の歴史的な街並みも情緒があり癒されました。
そこで、とんでもないミラクルに遭遇しました。
これは、本当に予想だにしていなかったことで、まったくの私の個人的なミラクルなので、つまらない話かもしれませんが、長くなるので次回書かせていただきますね。
(『奇跡のメダイ教会』を出てすぐの場所。チョコレート屋さん、カフェ、マリア様の像を売る専門店などがありました。)
本日も最後までお読みくださいまして、どうもありがとうございました。
可愛い石達が皆さんのもとで沢山活躍してくれますように、お祈りいたしております。