【毎年ドイツで開催される石の祭典☆ミュンヘンショーへ行ってきました!! その1 】

こんにちは。

スピリチュアルカウンセラーの冥賀都子(エマ)です。

 

先週、ドイツで開催された世界で3番目に大きいミネラルショーへ行ってきました。(※これまで2番目でしたが、昨年、フランスサンマリーショーに来場者数で追い抜かれ3番目になったようです。僅差なので、この2つのミネラルショー順位は毎年入れ替わる可能性があります。どちらも素晴らしいショーです!)

 

今日はその時のことを書いてみますね。

 

今回訪れたミネラルショーはドイツのミュンヘンで毎年、開催されています。

来場者数 40,000人

出展ブース 1,000ブース

参加国 64か国

開催日数 4日間

 

日本から直行便で14時間。空港に到着したのが朝の6時くらいでした。

アラスカ経由で途中、グリーンランド上空あたりで遠くに青白く光る帯が見えました。

しばらく見ていたのですが、オーロラでした。

1時間くらい、形を変えたりしながら遠くの光の帯は窓から見えていました。

無事に到着。今回もスーツケース2個持ちです(笑)

ドイツ車が空港内でお出迎え。

まだ外は真っ暗です。朝の6時くらい。

ここからは電車で移動。45分かけてまずはホテルへ向かいます。

(予約したホテルの最寄り駅はミュンヘン中央駅。)

ホテルに到着して、チェックインの時間までだいぶありましたのでスーツケースをフロントに預け、軽装になってからリュックを背負い、いざ、会場へ。

(ホテルの近く。トラムが走っています。)

ミュンヘン中央駅からショーが開催されている会場までは電車で行けます。

今回、初めてなので日本からドイツの列車の路線図を入手して事前に調べて行きましたが、とにかく中央駅というのはいろんな路線が発着していますので、看板を見ながら移動です。

 

でも、日本の東京駅のあの複雑さに比べれば(広い、出口がたくさんある、階が複雑、人が多い)、難しいことはなく、むしろ合理的で乗り降りしやすかったです。

 

ドイツは改札口というものがなく、切符を買ったら自分で打刻して乗るだけです。乗務員の方がもし回ってきたら切符を見せるようですが、私は今回一度もチェックはなかったです。

 

ショーの会場までは電車で30分くらいなのですが、ツーソンやサンマリーのミネラルショーと違って電車でほぼ直結に近い場所、地の利が良いのは会場がもともと飛行場の跡地だからです。

年間を通じていろんな国際見本市が行われる会場はとても広く、今回のイベントでは5つのホールに分かれていました。

 

ショーの出展ブースの配置は「原石メイン」「ジュエリーメイン」など、出展者の系統別にまとまっていましたので非常にわかりやすかったです。

ミュンヘンの気温は下は8度から日中は15度くらいと聞いていたので、セーターを下に着こんで移動しました。街路樹の紅葉が美しく、ヨーロッパらしいしっとりと落ち着いた雰囲気の中、駅を降りて徒歩で会場へ向かいます。

 

 

日本で事前にチケットを取り寄せていたので、チケット売り場は通過し、会場入口では並ぶことなくすんなり入れました。

(ショーの会場)

まず、ツーソンやサンマリーと違って屋内メインなのでトイレや飲食の場所もわかりやすく、入口のセキュリティも警官が巡回していて安心しました。女性ひとりの旅なので、その辺りは毎回、気を遣います。

そして言語に関してはドイツとはいえ、ミネラルショーの会場に入ってしまえば、多国籍なので基本英語で話すことになります。ドイツ語で表記されたものはなんとなく単語の雰囲気で文字の意味は分かっても話せないので英語表記があるブースだと助かります。

どこの国の方も英語にお国訛りはあるものの、とても流暢なので毎回「もっと勉強しなければ」と思いながら帰ってきます。私も咄嗟にたぶん「アイハバペーン!」くらい日本語英語になっているし、お互いに「多分この単語だろうな」と想像しながらやり取りしているのがちょっと面白いというか、それがまたネイティブでない者同士、お互い様なので恥ずかしいとかはなく、かえって良いというか、なんとも不思議な感覚です。

 

ブラジルから出展していたあるブースで私が石を見ていた時、おじいさんがやってきて、「いくらだ?」とお店の若い女の子に聞いていて、その子が英語で「13(ユーロ)」と答えていたのですが、おじいさんがわからなくて何回も大声で聞いていたら、私の後ろから見ていた背の大きな男性が「トライツェーン!!(ドイツ語で「13」の意味)」とおじいさんに向かって叫びました。それで周りにいた人がみんな微笑んで見ている中、買うのかと思いきや、「それじゃ、いらないよ!」とおじいさんが男性に言って、男性が英語で通訳して店の女の子に伝えて、みたいなことがあり、言葉の壁を越えてみんなで協力しあいながら和気あいあいと石の祭典を楽しんでいました。

そんなこんなでドイツ語に関しては3日もショーに通っているうちにだんだん慣れるもので英語の表記がないお店でも「あ、これは1ピースあたりの値段を指しているな」くらいはわかるようになりました。石の買い付けでは、「1ピース」なのか「1箱まとめて」なのか「1gでいくら」なのか「〇個以上からでしか販売しない」のか「100%天然」なのか「人工、あるいは一部人工」なのか「産地と品質が見合っているか(本当にその産地のものか)」など、チェックしなければいけないことがたくさんあります。

そもそもミネラルショーでは「触っていいのか」ということもちゃんとお店の方に尋ねるのはマナーです(日本のショーでもそうです)。また、買いもしないのに商品の写真を遠慮なしにバシバシ撮るのもマナー違反という気持ちもあり(気にしない、むしろウェルカム!!というお店もありますが)、一応、写真撮影する時は店主に「許可」を取ってから撮影するか「撮影OK」の場所で撮るかにしています。最近は特に「撮影NG」の店舗も増えました。

(ここは鉱物の見本のような展示エリアで撮影OKでした)

今回も石のエネルギーを見る前に少し店主とお話してみて、雰囲気の良いお店や買い付け元がしっかりしていると感じるお店を選んで入りました。

よく話してみるとサンマリーにも出展していたりしますので、信頼のおける業者さんかを判断する基準のひとつとしていくつかのミネラルショーに継続的に出展しているかどうかということも買い付け先を選ぶひとつのポイントになります(来年も参加されるかはわからないので、ここで必ず名刺交換は必須です)。出展するにもコストがかかるのでそれなりに経営がしっかりしている業者さんでないと継続的には出展できません。

 

ただ、それぞれ経営戦略もありますから、来年も同じ業者さんがいるとも限らず、その辺りのことも踏まえながら今後も繋がりを持てる業者さんなのか、あるいは業者さんの本国に行くことも念頭に置きつつ、会話の中からどんな石の分野が得意なのかも見極めていきます。

 

石そのものに対するチェックポイントは、「偽物」を販売していないか、「産地」を偽っていないかというところが重要です。

出展者の会社規模が大きければ信頼できるとも限らず、大きいほどスタッフさんが事務的になる傾向があり、石のことで尋ねてもボスに聞かないとわからない、という回答も多かったりしますので、その辺りは自分のこれまでの目利きの経験で「この石に対してこの質問をして、この回答なら大丈夫」というのがあります。鉱物としての品質を確認する時にはそのようにしています。

買い付けでは売っている人、オーナーさんの人柄や石への扱いをまず見てから、あとは一つ一つ、手に取って石そのものが発するエネルギーの確認をしていきます。

 

そんな感じで集中してだいたい1時間も回ると一回休憩、という感じで休みながら買い付けをしていました。

会場と会場を行き来するスペースに中庭があって、そこは緑が溢れ、癒しのスポットになっています☆

(会場内はエネルギーで暑すぎて、靴下まで脱いでしまいました・・・(;´∀`)

 

会場は人のエネルギーと石のエネルギーでけっこう疲れます。

 

15時過ぎると日が落ちて今度は寒くなるので、温かいエスプレッソとかカプチーノをキッチンカーで買ってきてベンチでいただきました。ホッとする瞬間です。

休憩しながら来場者を観察するとビジネスで来ている人、家族で来ている人、いろいろとわかるのですが、私みたいに買い付けの人はたいてい一人できているか、スタッフと来ていて顔つきが真剣なのとキャリーケースを持って来ているのですぐにわかります。

 

今回、日本から来ている人は一人二人、会場ですれ違いましたがおそらくビジネスで、アジア人自体、あまり見かけませんでした。

一日目は閉場時間の18時までいて、電車でまた戻り、駅構内でサンドイッチを買ってホテルに帰りました。

日本から到着して休むことなく会場入りしたのでだいぶ疲れていて、ホテルに着いてからすぐにシャワーを浴びたかったのですが、部屋のシンクが水漏れしていて、フロントへ行って伝えたら、その日は「満室で代わりとなる他の部屋がない」ということになり、直接フロントのおじさんに部屋に来てもらったら、バルブが緩んでいただけですぐに直りました(苦笑)。

 

どうも機械系というかそういうのを触るのが苦手で(壊したらどうしようという気持ちがあり)そのままにしてしまいがちなのですが、さすがに手洗いした水がジャバジャバ床に流れてしまうので、階下に降りていきフロントに駆けつけました。

 

日本では内線電話があるところが多いので、そういうのに慣れていると不便を感じますね。それに、ドイツでは1階を「0階」と表記するので、急いでいたのでエレベーターのボタンを間違えて押してしまいました(笑)フロントは0階です。

 

次の日はまたミネラルショーの会場まで電車で行って、前日と同じようにあちこちのお店を回り、たくさんの石達と会話をしながら元気な子達を連れて帰ることができました。

そういえば、ある店舗で「日本人ですか?」と話しかけてくださった方がいらして、オランダ生活が長いというその女性は今回だけここのお店を手伝っているとおっしゃっていて、本業は占い師さんということでした。

 

石を通じて新しいご縁ができ、連絡先を交換して帰ってきました。とてもありがたいことです。

 

3日目になり、この日は一度会場に行きましたが早々に切り上げて、ある場所へ向かいました。

ドイツに来て3日目、ようやく晴れました!

ある場所とはオーストリアのザルツブルグです。

 

石のアチューメントをする場所として、今回はザルツブルグにある「ミラベル庭園」を選びました。

 

「ミラベル庭園」は映画『サウンドオブミュージック』の撮影舞台になった場所で、一度25年前に訪れたことがあり、とても良い気が流れていた記憶があり、それもあって決めました。

 

他にもパワースポットはあるのですが、列車で2時間という近さも決め手になりました。

それにシュンゲン協定というのがあり、ドイツーオーストリアへ入国はパスポートなどの審査なしで自由に入れます。

ドイツから国境を越えてオーストリアに入るのですが、これまた予想していなかった旅になり・・・。

続きはまた次のブログに書きますね。

 

本日も最後までお読みくださいまして、どうもありがとうございました。

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