今日はラブラドライトのお話です。
ラブラドライトのサイキック性
7色の色彩を有するこの石はムーンストーンに近い、意味を持っていて高次に繋がることを得意としますが、ムーンストーンと違うのは、持ち主が本来もつサイキックなエネルギーを有効に働かせ、またそれを増幅するのに役立つ機能を兼ね添えているということです。
そういった意味ではムーンストーンはどちらかというと霊性に目覚めていない人に適した石で、霊性に目覚め、自分の有する能力に気づきながらもそれをどう実生活に生かし、拡張していっていいのかわからない、といったときにはラブラドライトの光はとても有用です。人間の瞳に光彩といって、色を感知する部分がありますが、ラブラドライトの石を見た時に、赤、青、緑、紫、黄色、オレンジ、ピンクなど特に強く見える色が異なります。
それはその人の持っている能力の特徴を表すものです。青が強く見える人は、映像で頭の中に描くのが得意で、予知したことが映画のワンシーンのように脳裏に見えます。このサイキックな能力をクレアボヤンスといいますが、まだそういったことができなくても、濃い青が石の中に特に見える方は、その能力を伸ばすともっとクリアに見えるようになります。
私は子供の頃はこの能力に気づいていませんでしたが、なんとなく、ふと予知したことが現実になることだけはわかっていました。無意識でいた時に流れた映像ほど、リアルに現実化することが不思議でしたが、今思えば、リーディングするときの要領と同じことを無意識にしていました。意識すればするほど、この能力は使えないとわかったのは、子供の頃に試しに記号を書いたカードを裏返して、神経衰弱のように、カードに書かれた記号をカードの裏側から透視するという実験です。
頑張るほどに的中率は下がりました。これは意識を持っていく先が違っていて、頑張るほどに視えなくなります。視よう、視よう、という意識はよりその目的を阻害します。
ラブラドライトの活用法
ラブラドライトの石の光は、見る日によっても様々ですし、持った瞬間に色が変わることもあります。これは、自分の意識レベルの差異によるものですが、慣れてくれば自分のサイキック能力のコンディションがよくわかるようになります。冴えていない日は、なるべく重要な決断をしない、とか、遠出しない(危険予知ができないので事故に巻き込まれたりするのを防ぐため)、といったように。
そういう意味で、これからもっと自己開発したい人はこの石をひとつは持っていると役に立ちます。色の変化がわかることが第一歩ですが、自分のその時に起こったできごと、石の見え方をいつもチェックしていれば、おのずと自分の能力の癖はわかってくるものです。
カウンセラーやサロンなど、人を癒す仕事をしている方、または起業家でもっと自分の能力を生かして事業を発展させたい人におすすめのストーンです。
ラブラドライトの引き寄せの効果
もちろん、恋愛においては「ソウルメイト」を引き寄せる石として知られていますが、自分の感覚で「この人と合う」「合わない」という肌感覚を実際に触れなくても直感レベルでわかるような感覚を与えますので、「出会った瞬間」に「この人だ!!」となるのが「ソウルメイトを引き寄せる」石、と言われる所以だと思います。ですので、石が誰かを連れてくるというより、「自分が引き合っているのがわかる」という感覚です。それが無意識レベルでワクワクしてしまうものですから意識下では「この人がソウルメイトに違いない」となっていますが、実際は「求めていた波長の人を見つけた」という、実に能動的な意識の作業の結果です。
そういった意味で、癒し系のお仕事の人がつけるとその人の「痛み」がわかるといったことに繋がります。「お疲れのようだわ」「邪気がたまっているわ」などの言葉の表現になってしまいますが、実際はクライアントをエネルギーレベルで見ているといってもいいでしょう。
ある程度サイキックを使ったほうが、クライアントの声を聴くよりも実際どんな状況なのかを感じたほうが早い、といった現象です。何も言ってないのに、痛いところを言い当てるヒーラーなどは、この能力をいつも研ぎ澄ませているはずです。
エマ