こちらの記事は2016.2.2の再投稿です。
<前回までのおさらい>
「天然石コスメ商品開発の旅」のあらすじ。
まず最初に、私がもともと敏感肌で、肌荒れがすごく、
どんなオーガニックのスキンケアを試しても満足のいくものが無かったんですね。
そのせいもあって、金属アレルギーのため、天然石アクセサリーに行き着いたという経緯もあります。
そして、当店の水晶さざれ石を購入されたお客様が、花瓶に水晶と薔薇を入れた所、「薔薇が枯れない」ということに驚き、「枯れない薔薇」の写真を送って来た事によって、「水晶の力」をあらためて見直す事にしたのです。
もしかして、水晶って肌に使えるのでは?
というアイデアが生まれました。
水晶の力でコスメを開発することは出来ないか?
私たちは動き出し、水晶から取り出したsio2ケイ素(別名:シリカ)
と出会い、水晶パワーで自分の肌のテストを行うことにしました。
そのケイ素は、身体の肌や骨、爪、髪の毛に多く含まれる人間には不可欠な素材であり、肌のコーラゲンを結合させる役目を担っている事や(コラーゲンだけ取っていても良くならない理由がこれでした)、自然療法の最先端であるドイツでは、一家に1つといっていいくらい、ケイ素のサプリメントや化粧品が常用され、有名人の間ではこの事実は広まりつつ有ることを、また新たに知りました。
そして、テスト行い、見事、たった一週間で
私のずっと悩みだった肌荒れが解消してしまったのです!
これを商品化して、世の中の人にも知ってもらうべきだろうと
いうことで、実際の商品企画のため、
『オーガニック』でやれるコスメ開発パートナーとの打ち合わせに入ったのです。
そのコスメ製造会社は、
1パーセントでもオーガニック素材が入っていれば、「オーガニック製品」と詠えてしまう日本の現状に怒りすら感じている
という、
超オーガニックにこだわりを持った企業で、意気投合!
早速、サンプルを依頼。
添加物や香料など、科学的なものの怖さを実感し、
「完全なオーガニック」を目指す事を決意した私たちでした・・・
第6回<ガラス瓶を求めて>
高倉さんとの前回の打ち合わせで
次回の打ち合わせまでに
こないだようやく届いた【ガラス瓶】を渡して、正式なサンプルを作ってきてもらえることになった。
この【ガラス瓶】。
ただ、「ガラス瓶を決める」ってことひとつとっても
ものすご~く、神経を使った。
実は以前に
高倉さんからオススメの
瓶の卸業者さんを紹介していただいたけれど、
これがかなり
多岐にわたる種類で
迷ってしまった。
なんと!!
決まるのに、ひと月かかってしまったのだ!
世の中のガラス瓶に
意識したことがなかったからか、
こんなに種類があったことにまず、驚く…。
一度、夏に
アリウムをリリースするときに
ガラスの入れ物を探したが、
視点がまた違う。
ただ、オシャレな感じだけでは
ダメなのだ。
こういう業務用で機能重視のものは
とにかく使いやすくなくては、
転倒して中身がこぼれないかとか、
外から見て
中身がどう見えるかとか
持ちやすいか、
蓋は開けにくくないか?
などなど、
考えることが多角的。
実は先日、某メーカーのボディスクラブを試しに買ってみたところ、
使う前にとにかく、
蓋が開かないのです。
男性に頼んでも開かない。ショック!
そこまで開かない蓋でした。
諦めて、2週間くらい飾って眺めていました。
そうだ!googleさんに聞こう♫
ひらめいて、調べたら、
わんさかこのメーカーの蓋が開かない情報がでてきます。
みんな、開かないよね~。
女の子だもん☆
私だけじゃなかった、よかった~。笑
と思いつつ、
みんなが開かないとこれだけ言ってるのに、なんだか不親切な会社だなぁと感じつつ、
これもまた勉強になりました。
結局、その夜、
事件はキッチンで解決しました。
計量スプーンの柄を差し込んで、テコの原理で
パフッと開けるだけなんですが。
パフッと、ね。
ガラス瓶に笑われた感満載ですが、
これで終わりです。
完璧です。
鮮やかです。
しかし、
カナヅチでガンガン叩いて蓋がボコボコに崩壊しつつ、ようやく使えました、
というコメントや、
これからはネットで買うのはやめて、
必ず店頭で買って蓋も開けてもらいます、
みたいなコメントも見かけ、
使う前から
えらいストレスです。
こりゃいかん。
そんなこんなで
ようやく決まったガラス瓶。
高倉さんに
「えらい時間かかったねぇ!
あそこ、そんなに発送遅かったっけ?」
とツッコまれ、
「私が遅かったんです!」
と苦笑い。
「金と白の蓋、どっちがいいですかね?」
2つ並べて、高倉さんの言葉を待つ。
「金かな!」
「そうですか?」
「金のほうが、高級感あるもん!」
なるほどー。確かに。
「水晶のイメージとしては、白のこっちかな、とも思うんですが」
高倉さん、ちょっと考えて
「じゃさ、この瓶2つ、持ってていい?
出来上がり見てから、決めたほうがいいよ。
中身を実際に入れてからさ(^_-)-☆」
嬉しい~。
高倉さん、ありがとう~。
そんなわけで、ようやくガラス瓶は
バトンタッチされたのでした。
(つづく)